【 2002年1月26日号 】

未発表のKT333チップセットを搭載したマザー展示中、DDR333に対応

KT333KT333
KT333KT333

 未発表のチップセットに関しては、今週はIntelのほかにも、VIAの新型チップセットもサンプル展示というかたちでアキバでのデビューを飾っている。展示されているのは「KT333」という名前のSocket A用チップセットで、DDR333(PC2700)の最新DDR SDRAM DIMMに対応しているのが特徴という。

 「KT333」を搭載したマザーボードのサンプル品を展示し始めたのはStormTSUKUMO eX.。マザーボードはMSI製のSocket Aマザーボード「KT3 Ultra-ARU」で、フォームファクタはATX、オンボードでNEC製USB 2.0コントローラーとPromise製IDE RAIDコントローラーを備えている。

 チップセット自体の詳細な仕様は不明だが、展示中の貼り紙の内容によると、チップセットの名前からも連想できるように、DDR333(PC2700)のDDR SDRAM DIMMに対応していることが大きな特徴のようだ。また、マザーボード上のシルク印刷を見る限り、チップセット自体が公式サポートしているのかどうかはともかく、FSB 333MHz(166MHzのDDR)にも対応している。なお、チップセットのマーキングはSouthBridgeが「VT823?」(最後の桁はマジックで塗りつぶされて判読不能)で、NorthBridgeが「KT333」となっている。

 すでに「KT333」搭載マザーボードに関してはBIOSTARが「M7VIF」を発表済みで、これもDDR333(PC2700)対応をうたっている。なお、この製品に関する発表資料ではSouthBridgeが「VT8233A」となっている。

 展示中のショップによると、このマザーボードは春前までに発売予定で予価は未定とのこと。「KT333」自体はまだ未発表だが、正式発表は間近と見られる。

□Micro-Star International
http://www.msi.com.tw/
□VIA Technologies
http://www.via.com.tw/
□M7VIF(BIOSTAR)
http://www.biostar.com.tw/products/mainboard/socket_a/m7vif/index.php3

 (MSI KT3 Ultra-ARU)

[撮影協力:Storm]


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