家庭用DVDレコーダーでの採用例もあるという松下製MPEG-2エンコードチップ「MN85572」を搭載し、さらに3D Y/C分離、3Dノイズリダクション、タイムベースコレクタ、デジタルAGC、10Tapデジタルゴーストリデューサーといった機能や、プログレッシブ表示用フィルタやジャギーの低減をはかる画像補完機能も装備する。

　別売オプションで、AC-3形式でのオーディオ圧縮機能が可能になるのも大きな特徴で、同社によると「MPEG-2エンコード時にAC-3圧縮が可能なPC用ビデオキャプチャ製品はこれが初」という。このオプションの発売時期や価格は未発表。

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http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20021115/dev002.htm
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020928/monstertvp2h.html

[撮影協力:パソコンハウス東映とT-ZONE. AKIBA PLACE]

　ビデオキャプチャチップの詳細は公開されていないが「10bitエンコードタイプ」で、パッケージの写真を見る限りではCONEXANT製と思われる。

　付属ソフトはTV録画ソフトのWinDVR2やビデオ編集ソフトのVideo Studio6SEなどで、WinDVR2に関しては新バージョン「WinDVR3」への無償アップグレードも来年3月に行われる予定。このほかの付属品はリモコンやアンテナ分配器など。

　なお、同梱ドライバではWindows XP SP1適用時にリモコンが使用できなくなるなどの問題があるそうで、既に対応済みのドライバソフトが同社のWebサイトで公開されている。

□最新ドライバ(メルコ)
http://buffalo.melcoinc.co.jp/download/driver/multi/pc-mv3s-pci.html

[撮影協力:テクノハウス東映]

　カードの機能を利用するためにはPremiereが必須。

[撮影協力:BLESS 秋葉原本店]

　「単体動作でTVを録画/再生し、録画データをPCに転送することも可能」という基本機能は従来同様だが、インターフェイスの強化に関連して様々な機能が追加されており、前述したWebブラウズ機能や書き出し機能のほかにも「PCからの複雑な制御が可能になった」「1台のロクラクIIから、複数のロクラクIIにLAN経由で動画を配信、アンテナ線のない部屋でもリアルタイムにTV視聴できる」「個別のIDチップを搭載しており、これを利用した“インターネットビデオレンタル”が12月から試験的に開始される」などの様々な特徴を持っている。
　ただし、LAN/インターネット関連機能のほとんどは、現在、「ベータ版」とされるもの。今後発表される正式版の次世代版ファームウェアでは一部機能が搭載されない場合があるほか、一部がオプション/有償になる場合もあるという。

　DVD-RAM/MOへの書き出し機能は、別売の専用ドライブ（1月発売）にのみ対応したもので、書き込みフォーマットも独自形式。

　USB 2.0対応の同種製品としてはアイ・オー・データの「Rec-On S」が発表されており、こちらは11月末に発売される予定。

□Rec-On S(アイ・オー・データ)
http://www.iodata.jp/products/video_rec/2002/recon_s/index.htm

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[撮影協力:ソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館]