【 2003年4月19日号 】
Canterwoodことi875Pチップセット搭載マザーがデビュー
AOpenとASUSとMSIとGIGABYTEから発売、計4製品
AX4C Maxパッケージ
【AX4C Max】【パッケージ】
ICH5RSerial/Parallel ATA
【ICH5R】【Serial/Parallel ATA】
P4C800 DELUXEパッケージ
【P4C800 DELUXE】【パッケージ】
875P Neo-LSRパッケージ
【875P Neo-LSR】【パッケージ】
 FSB 800MHz版の新型Pentium 4と同時に、これをサポートするCanterwoodことIntel製最新チップセットi875Pを搭載したSocket 478マザーボードもデビューを果たした。

 発売になったのは、AOpenの「AX4C Max」、ASUSの「P4C800 DELUXE」、MSIの「875P Neo-LSR」、GIGABYTEの「GA-8IK1100」という4製品。実売価格は「AX4C Max」が25,980円〜29,800円、(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「P4C800 DELUXE」が28,900円〜32,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「875P Neo-LSR」が22,800円〜24,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「GA-8IK1100」が19,500円〜21,780円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

●Dual DDR400とSerial ATA対応

 i875Pの最大の注目点は、やはりFSB 800MHzとデュアルチャネルDDR400インターフェイスをサポートしたことだろう。6.4GB/sのデータ転送帯域幅を持つデュアルチャネルDDR400インターフェイスは、Socket A向けチップセットのnForce2がすでにサポートしているものの、i875PではFSB 800MHzのサポートによりCPU側の帯域幅もメモリ側と同じ6.4GB/sを確保しており、従来以上の高いパフォーマンスが期待できる。性能重視のパワーユーザーなら見逃せない点だろう。

 そして、サウスブリッジにあたるICHに、Serial ATAを標準サポートする新型のICH5を採用している点も注目されるところ。現時点ではまだそれほど浸透度は高くないSerial ATA環境だが、ICH4を採用したi845E/G/GL搭載マザーボードの登場によりUSB 2.0が広く普及したように、i875P搭載マザーボードがSerial ATAの普及を加速させることは間違いないだろう。なお、ICH5にはSerial ATAでのRAID機能をサポートする上位版のICH5Rもあり、「AX4C Max」と「875P Neo-LSR」にはこのICH5Rが搭載されている。

 このほか、USB 2.0、Ultra ATA/100などをサポートするのは従来同様だが、USB 2.0のポート数は8に拡張されている。

●Gigabit Ethernet専用ポートも

 また、Gigabit Ethernet専用ポートの「CSA(Communication Streaming Architecture)」が新設されたのも注目のひとつだ。CSAはノースブリッジにあたるMCHに実装されるため、従来のPCIバスにGigabit Ethernetチップを接続する方法に比べ、MCH−ICH間の帯域を消費しないというメリットがある。

 ただし、今回発売となった4製品ではいずれもCSAの利用は見送られており、従来同様にPCI接続のGigabit Ethernetチップ(Broadcom製と3Com製)が搭載されている。Intel製のCSA対応Gigabit Ethernetアダプタは3月中旬にようやくサンプル出荷が始まった段階なので、実際の搭載製品が登場するまではもうしばらく時間がかかるのかもしれない。

●AOpenとASUSとMSIとGIGABYTEから登場

 初のi875P搭載製品となった4製品のうち、「AX4C Max」と「P4C800 DELUXE」はチップセットの標準機能に加え、PROMISE製のSerial ATA RAIDコントローラを搭載することでRAID 0/1/0+1構成に対応するなど、機能豊富なハイエンド仕様の製品に仕上がっている。「AX4C Max」は青い色をした「Hercules PCI slot」という独自のPCIスロットを装備しているのも特徴のひとつで、マニュアルによればこのスロットは電源が強化されており、消費電力の大きいSCSIカードやRAIDカードの使用に適しているという。

 「875P Neo-LSR」は追加のオンボード機能が少なく比較的シンプルな構成だが、価格が安い。また、独自チップの「CoreCell Chip」を搭載することで、専用ソフト「CoreCenter」を使ってOS動作中にFSB/メモリの動作クロックを動的に設定変更でき、ファンやレギュレーターもそれに合わせて最適に動作するよう自動調整するというオーバークロック機能を持っている。「GA-8IK1100」もシンプルな構成で価格が安く、ほかの製品とは違ってDDR DIMMスロットが4本ではなく6本と多いのが特徴だ。

 このあと、Intelなどからもi875Pチップセット搭載マザーボードが近日中に発売される見込みとなっており、製品の選択肢はこれから徐々に増えていくはずだ。

□AOpen
http://www.aopen.co.jp/
□P4C800 DELUXE(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.com/products/mb/socket478/p4c800-d/overview.htm
□875P Neo-LSR(Micro-Star International)
http://www.msi.com.tw/program/products/mainboard/mbd/pro_mbd_detail.php?UID=434&MODEL=MS-6758
□GA-8IK1100(Gigabyte Technology)
http://tw.giga-byte.com/MotherBoard/Products/Products_GA-8IK1100.htm
□関連記事
【2003年4月12日】GIGABYTEがイベントでCanterwood搭載マザーを展示中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030412/gigaevent.html

 (AOpen AX4C Max)
 (ASUS P4C800 DELUXE)
 (MSI 875P Neo-LSR)
 (GIGABYTE GA-8IK1100)

[撮影協力:SuperCOMコムサテライト3号店DOS/Vパラダイス秋葉原2号店 Prime館ツクモパソコン本店]


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