搭載マザーボードはIwill「iMAX-0」で、主なオンボードデバイスはVGAやサウンド、LANなど。ドライブベイの数は5インチ×1＋3.5インチ×1。電源容量は220W。

　透明アクリル筐体を採用したキューブ系PC自作キットとしてはこのほかに、AOpen「XCcube SilentSea」などがある。

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【11月29日号】AOpen XCcube SilentSea(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20031129/ni_i_bb.html#xcsea

[撮影協力:パソコンハウス東映とツクモパソコン本店]

　MagicTwinは、2組のキーボード、マウス、VGA、サウンドといったデバイスをOSの外層から管理し、各ユーザーに個別に割り当てるというもの。前述のデバイスとモニタを2組用意することで、1台のPCにインストールされたWindows XPに2ユーザーが別々にログインし、同時に使うことができるという。この製品はVGA、サウンドとも1デバイスずつ搭載しているので、この機能を使うには別途ビデオカードやサウンドカードなどが追加で必要になる(キーボードとマウスは付属の二股ケーブルでPS/2タイプを利用可能)。

　具体的な利用状況に関しては販売代理店の恵安が販売ショップに告知しており、OVERTOPではその内容を店頭掲示中。ちなみに同店によれば「2ユーザーが同時に動画再生でもしない限りごく普通に使える」という。

　こうした「複数ユーザー同時利用機能」をうたう製品はこれまでにもあったが、拡張カード形式で販売されることがほとんどで、自作キットに標準搭載されたのはこれが初めて。

　キューブ系PC自作キットとしての仕様は標準的なもの。主な仕様は、チップセットがi865G+ICH5、オンボードデバイスがVGA、6chサウンド、1000Base-T LANなど、拡張スロットがAGP×1+PCI×1+DDR DIMM×2。ファン速度やCPU温度を表示できる液晶パネルや赤外線リモコンもついている。

　なお、OVERTOPでは、Socket A対応の同種製品「MiniQ 770TWin」(nForce2 Ultra 400搭載)、「MiniQ 765YWIN」(nForce2 IGP搭載)も来年1月10日（土）ごろに入荷予定。特に後者の「MiniQ 765YWIN」は、標準でDual VGAが利用できるため、2人利用のためにビデオカードを追加する必要がないというメリットがあるそうだ。

□MiniQ MagicTwin（Jetway）
http://www.jetway.com.tw/evisn/product/mimiq/miniq2usr.htm

[撮影協力:OVERTOPとTSUKUMO eX.]