【 2006年12月23日号 】
今度はツインファミコン型PCが完成、ゲームもプレイ可能
ツインファミコン改 ツインファミコン改
ツインファミコン改 ツインファミコン改

 「スーパーファミコン改」に続くT-ZONE. PC DIY SHOPのゲーム機改造PCの第2弾が登場、今度はツインファミコン筐体を流用した、その名も「ツインファミコン改」だ。同店店頭で2007年1月上旬まで展示される予定となっている。

 その名の通り、今回のマシンはシャープの「ツインファミコン」にVIAのMini-ITXマザーボードなどを組み込んでPCにしたもので、ユニークなのはファミリーコンピュータの部分とPCが“同居”している点だ。

 ツインファミコンは、もともとファミリーコンピュータと「ディスクシステム」を一体化させたゲーム機で、今回の改造はこの「ディスクシステム」の部分だけを取り去ってPCに置き換える形で行なわれている。つまり、「ツインファミコン改」ではファミリーコンピュータのゲームをプレイすることもできるというわけだ。

 ファミリーコンピュータのゲーム画面は、カノープスのUSBキャプチャユニット「MTVX2006USB」でキャプチャされ、Windows XPの画面内に映し出されるようになっている。こうした構造のため、コントローラでの操作と画面表示の間で若干のタイムラグが起きるが、これは仕方がない。

 とはいえ、PCとファミリーコンピュータの電源は分離しており(それぞれに電源/リセットスイッチがある)、PCを起動していなくてもファミリーコンピュータの画面を家庭用テレビに出力してプレイすることも可能だ。ファミリーコンピュータの電源とAV出力回路の部分は筐体から抜き取られ、外付けの黒いボックスに収められている。

 PCのスペックは、前回の「スーパーファミコン改」と同様とのこと。今回は新たにフロントパネルにメモリカードリーダーやUSBポートが搭載されている。

 やはり今回も筐体の加工に相当苦労したようで、一緒に掲示されているPOPでは「気合でケースの邪魔なプラスチックをニッパーなどで取る」といった改造のポイント(?)が紹介されている。今回は外付けボックスを用いるなどしているため、前回よりも難度が高そうだが、腕に自身のある人は展示マシンやPOPを参考にして改造にチャレンジしてみてはどうだろう。


■ツインファミコン改
ツインファミコン改 ツインファミコン改 ツインファミコン改
ツインファミコン改 ツインファミコン改 ツインファミコン改

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 (VIA EPIAシリーズ)

[撮影協力: T-ZONE. PC DIY SHOP]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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