【 2006年12月28日号 】
アキバの2006年10大ニュース投票結果発表
首位は「Core 2 Duoが爆発的人気、停滞感を吹き飛ばす」


 読者に投票していただいた2006年10大ニュースの結果をここで発表しよう。

 投票受付期間:12月14日〜12月22日
 総有効投票数:5,971票(1,397人)

Core 2 Duoが爆発的人気、停滞感を吹き飛ばす

Core 2 Duo深夜販売時の様子
【Core 2 Duo】【深夜販売時の様子】

 2006年のニュースで1位となったのは「Core 2 Duoが爆発的人気、停滞感を吹き飛ばす」で、得票数は955票。

 2005年はAMDのAthlon 64 X2の人気に押され気味だったIntelだったが、2006年は秘密兵器とも言えるCore 2 Duoがまさに爆発的な人気となり、自作PC市場でシェアを取り戻した。Core 2 Duoの人気の要因となったのは、やはり高いパフォーマンスと、Pentium Dから大きく引き下げられたTDPだろう。

 Core 2 Duoの評判は発売前から高く、8月のデビューの際にはCPUでは珍しい深夜販売が行なわれるという盛り上がりを見せた。発売後はAMDとIntelがそれぞれ対抗イベントを繰り返し開催して火花を散らしたが、最終的にはAMDから「Core 2 Duo E6600がうらやましい」とのコメントを引き出すまでに。そして先頃行なった本誌読者環境調査でも、発売から3ヶ月余りながらCore 2 Duo E6600がCPU部門で1位を獲得するなど、その人気の高さを示した。

 2007年はいよいよ4つのCPUコアを搭載したクアッドコアCPUへとステージを移す。Intelは既にクアッドコアCPUのCore 2 Extreme QX6700を発売しており、AMDに一歩先んじた格好だが、AMDも2007年中盤にデスクトップPC向けのクアッドコアCPUを投入する予定で、両社のバトルは引き続き関心事となりそうだ。

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2位は「パーツメーカー再編の動き、ATIはAMDに、MaxtorはSeagateに」

MaxtorブランドのSeagate製HDD星野金属が営業停止
【MaxtorブランドのSeagate製HDD】【星野金属が営業停止】

 

 2位は「パーツメーカー再編の動き、ATIはAMDに、MaxtorはSeagateに」。得票数は573票。

 自作PC市場でも馴染み深いATIとMaxtorがそれぞれAMDとSeagateに買収されるというニュースは、個人のユーザーにとっても大きなものとして受けとめられたようだ。AMDは10月にATIを、Seagateは5月にMaxtorをそれぞれ買収しており、11月にはMaxtorブランドを冠したSeagate製HDDが秋葉原の店頭で見られるようになった。

 とは言え、ATIとMaxtorはブランドとして存続することが明らかにされており、店頭から両社の名前が入った製品が消えるといったことはとりあえずは無さそう。両社のファンも、ひとまずは安心といったところだろう。

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3位は「Intel MacでWindows XPが動作可能に」

Windows XP起動告知POP
【Windows XP起動】【告知POP】

 

 3位は「Intel MacでWindows XPが動作可能に」。得票数は518票。

 Appleが、Macintoshに搭載するCPUをPowerPCからIntelのCore Duoにスイッチしたことも大きなニュースだったが、それ以上に注目されたのがこのニュース。4月にApple自ら、Intel製CPU搭載のMacintoshでWindows XPを起動可能にするツール「Boot Camp」を無償で公開し、秋葉原では実際にOSをインストールしてデモを行なうショップが現れた。

 とくにMac miniは、Windows XPとの組み合わせが可能になったことで小型PCマニアからも注目される存在に。Mac miniを「PC自作キット」として売り出すショップも現れるほどで、自作PC市場に一石を投じる格好となった。

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 4位以降のランキングは以下のとおり。

 4位、6位にはCPU関連のトピックスがランクイン、Core 2 Duoに牽引されるかたちで話題性の強さを示した。

 また、5位にはワンセグチューナー、7位には垂直記録も登場したHDD、9位には増え続けるハイエンドPCの電源事情がランクイン。反面、来年早々の発売が予定されるWindows Vista(11位)や多数の製品が登場したビデオカード(12位/17位/19位)に関する話題はCPUに押されるかたちであまり振るわない結果となった。


順位 ニュース/解説
1位
(955票)
Core 2 Duoが爆発的人気、停滞感を吹き飛ばす
(深夜販売も行われ、PCパーツとしては異例の人気をみせる)
2位
(573票)
パーツメーカー再編の動き、ATIはAMDに、MaxtorはSeagateに
(ASUSとGIGABYTEの合弁会社設立や、星野金属の営業停止なども)
3位
(518票)
Intel MacでWindows XPが動作可能に
(パーツショップ店頭ではMacにインストールしたWindows XPの動作デモが行われる)
4位
(459票)
CPUのトレンドは低消費電力に移行
(IntelはCore 2へ移行。AMDは低消費電力モデルが多数投入される)
5位
(458票)
ワンセグチューナーが大ヒット
(バッファロー「ちょいテレ」が異例の大ヒットとなるなど、地デジ関連製品への関心は高まる)
6位
(435票)
CPUはついにクアッドコアに、動作クロックは停滞
(トレンドはクロック至上主義からコア数やクロックあたりの性能向上へ)
7位
(328票)
垂直磁気記録のHDDが発売に、容量は2.5インチ200GB、3.5インチ750GBに到達
(新方式の垂直磁気記録が実用化されたことで大容量化が進む)
8位
(274票)
再開発地域が全面オープンした反面、日通本社などおなじみの建物が複数消える
(「秋葉原クロスフィールド」のオープンなど今年も秋葉原の再開発が続く)
9位
(193票)
ハイエンドPCの電力消費は増加の一途、安値1,000W電源も発売に
(CPUの消費電力は減るもビデオカードの消費電力は上昇し続ける)
10位
(190票)
なぜか「変なモノ」が豊作、USBミサイルランチャーやピラミッド型ケースなど
(インパクトの強い製品が多数発売、販売品ではないがスーファミ型PCは非常に多くの注目を集める)

11位
(187票)
Windows Vistaが発売目前に、ニュースやイベントも増える
(関連イベントや、対応製品が発売されるなど、来年の発売に向けて準備が進む)
12位
(172票)
ビデオカードはNVIDIA優勢が続く
(店頭での売れ行きはNVIDIAが好調。ATI(AMD)はRadeon X1950 PROなどで巻き返しをはかる)
13位
(167票)
メイド系ショップが一般化、今年も勢力を拡大
(メイド系ブームは夏にピークを向かえ、「Myメイドバッグ プロジェクト」などのイベントも行われる)
14位
(162票)
AMD系プラットフォームがSocket AM2に全面移行
(起爆剤となるCPUが登場しなかったため移行はゆるやかに進む)
15位
(146票)
次世代DVDが登場するも普及はこれから
(Bul-rayドライブが登場するも高額なため普及はせず。HD DVDは書き込み型ドライブの発売が待たれる)
16位
(139票)
メモリ価格が秋口から高騰
(9月初頭から値上がりが始まり、特価品などが出るも価格は高価格帯のまま推移)
17位
(113票)
マルチVGA技術がさらに広がる、Quad SLIにMultiChrome、Native CrossFireも登場
(NVIDIAからはQuad SLI対応のビデオカードが発売され、ATI(AMD)からは新方式のNative CrossFireが登場)
18位
(108票)
モバイル向けデュアルコアCPUが発売に
(今年前半はCore DuoやTurion 64 X2などモバイル向けのCPUに注目が集まる)
19位
(93票)
次世代DVDを意識したビデオカードが続々登場
(HDCP対応やHDMI端子搭載など、次世代DVD対応への意識が強まる)
20位
(91票)
日本発の「暫定1位」まで実現、ツートップ市川氏のベンチマーク挑戦続く
(PCパーツショップ店員から有名人が誕生、オーバークロッカーとしても有名に)
21位
(59票)
PCパーツイベントが大型化、イベントは対決や声優の登場も
(Intel vs AMDの直接比較デモや、PC向けのイベントに芸能人が登場するなど、イベントが盛り上がりをみせる)
22位
(56票)
物理演算カードが登場、一時注目されるも普及せず
(現時点では有効になる場面が少なく、低調な滑り出し。対応タイトルの充実が待たれる)
23位
(36票)
HDDのシリコンカバーが登場、手軽さで人気を集める
(センチュリー「裸族の服」のほか、各社から多数の製品が発売され人気に)

 その他 59票


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【2005年12月29日号】アキバの2005年10大ニュース
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【2004年12月28日号】アキバの2004年10大ニュース
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【2003年12月27日号】アキバの2003年10大ニュース
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