【 2009年7月18日号 】
パワーeSATAの製品がSNEからも発売、互換性の説明あり
 玄人志向に続いてSNEからも「パワーeSATA」に対応した製品が登場、インターフェイスカードなど3製品が発売された。パッケージには互換性に関する文言が多く記載されている。

 実売価格は、ExpressCard/34接続のインターフェイスカード「PW5V-EX34SET」が3,500円前後、PCI Express x1接続のインターフェイスカード「PW12VSET-PCI」が3,600円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、マザーボード上のSerial ATA/USBポートをパワーeSATAポートに変換するブラケット「PW12VSET-BRA」が2,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 これらは、電源供給機能付きのeSATAポートを備えたインターフェイス製品で、HDDなどの機器にACアダプタなどの外部電源を使わずに電源を供給できるほか、USB 2.0ポートとしても使用できるとされている。基本機能は、6月に登場した玄人志向のパワーeSATA対応製品と同等と見られるが、両社の製品の間に互換性があるかどうかは不明。

 なお、パッケージには「東芝、DELL、HP、ASUS、GIGABYTE、MSIなどに採用されている」「カタログによってはeSATA(USB 2.0と兼用)と記載されています」「このコネクタはTaiwin社の世界特許コネクタ」などと記載があり、こうした内容から互換性を推定できる可能性もある。

 ちなみに、電源供給機能付きのeSATAインターフェイスは、Serial ATA International Organization(SATA-IO)による正式な規格化がまだなされていない段階で、「Power Over eSATA initiative」において協議中とされている。

 今回発売された3製品とも、パワーeSATAポートと裸の状態のSerial ATA HDDなどとを接続できるパワーeSATA対応ケーブルが付属。PW5V-EX34SETは5Vの電圧が、PW12VSET-PCIとPW12VSET-BRAは5V/12Vの電圧が供給できるとされている。

 PW12VSET-BRAは、付属のケーブルでマザーボードの上のSerial ATAポートやUSBポート(ピンヘッダ)と接続し、パワーeSATAポートに変換するという製品。基板上には電源供給を受けるための4ピン電源コネクタ(FDD用と同型)が用意されている。


□Power eSATA(エス・エヌ・イー)
http://www.sne-web.co.jp/power-esata.htm

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【2008年1月15日】SATA-IO、eSATAに電源供給の仕様を追加(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0115/sata.htm

SNE PW12VSETほか

[撮影協力:SuperCOMT-ZONE. PC DIY SHOPパソコンショップ アーク]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。