【 2009年10月3日号 】 | |
表示が浮いて見えるUSB液晶がデモ中、約5万円 |
表示が空間に浮いて見えるというユニークなUSB液晶が秋葉館(ブロックC2-(e2))の2Fでデモ/販売中だ。製品はパイオニア FV-01で、店頭販売はこれが初という。実売価格は49,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。この製品は、「空中に浮かぶ映像を楽しむため」(パイオニア)のUSB液晶ディスプレイ。液晶パネル前のフィルターに「3D用レンズ」を配した構造が特徴で、このレンズを通すことで、液晶に表示された画面が空中に浮遊しているように見える。視野角は上下左右各10°ほどとかなり狭いが、特殊なメガネなどをつけずに「浮いた映像」を見られるのはメリットといえる。
また、ディスプレイ上部には赤外線センサーを装備、浮遊画像に触ろうとした手などを検出できるほか、ディスプレイ左右にはスピーカーとマイク、LEDを装備、浮遊像からのリアクションを表現可能。これらはいずれもUSB経由で制御する仕組みだ。
店頭では、これらを活かしたものとして、ティーポットに女の子が入ったデモが実演されており、ティーポットを触ろうとすると女の子が出てくるなどの演出が体験できる。
ただし、これらのソフトは非同梱。ソフトについてはWindows用の簡易ソフトが付属しているのみで、「自作する」のがコンセプトだ。開発資料は製品マニュアルに記載されている。
ちなみにこの製品、視野角は前述のように狭いが、ディスプレイ部を通常のUSB液晶としても利用できる。解像度は640×480ドット。
[動画] FV-01 / 34秒□FV-01(パイオニア)
http://pioneer.jp/fv/fv_01/パイオニア FV-01 [撮影協力:秋葉館(ブロックC2-(e2))]