【 2009年10月10日号 】
耐久性がウリのASUS製マザーが登場、新シリーズ「TUF」
 堅牢性と寿命の長さを最大のウリとするASUS製マザーボード「SABERTOOTH 55i」が発売された。LGA1156に対応した製品で、実売価格は28,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 この製品は同社の新シリーズ「TUF」に属する製品で、なによりもタフさを重視しているのが特徴という。チップセットなどのヒートシンクは「過酷な環境でも十分な放熱が行える」という表面の粗いセラミックコーティングタイプを採用、コンデンサなども一般的な固体コンデンサよりさらに高品質・高寿命なものを搭載しているという。また、メモリ脇の基板上にファンのマウンタを用意、メモリ脇から送風できるのも特徴だ(ファンは別売)。

 スペックとしては、前述どおりLGA1156に対応。チップセットはP55で、1000Base-T LANやIEEE 1394、VIA VT2020による10chサウンドなどを搭載。拡張スロットとしてはPCI Express x16を2本、PCI Express x1を3本、PCIを2本備える。メモリスロットはDDR3 DIMM×4本。

 高品質コンデンサの搭載など「耐久性」をウリとする製品は数多いが、それを最大のウリとして設計された製品は工業向けやサーバー向け以外では珍しい。「一般的な仕様の高品質マザーボードがほしい」という向きには興味深い製品といえそうだ。

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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090919/etc_asusev.html

ASUS SABERTOOTH 55i

[撮影協力:TWOTOP秋葉原本店フェイス本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。