【 2009年10月17日号 】 | |
Radeon HD 5770/5750が各社から発売 メインストリーム初のDirect X11対応GPU |
40nmプロセス製造/DirectX 11対応のAMD製ミドルレンジGPU「Radeon HD 5700」シリーズがデビュー、上位モデル「Radeon HD 5770」や下位モデル「Radeon HD 5750」を搭載したPCI Express x16対応ビデオカードが各社から発売された。両モデルの実売価格は、Radeon HD 5770が18,000〜23,000円前後、Radeon HD 5750が15,000〜18,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●Radeon HD 5800シリーズの下位モデル
ミドルレンジながらも1TFops超Radeon HD 5700シリーズは、先に発売されたRadeon HD 5800シリーズの下位GPU。演算ユニット数やクロックなどのスペックはRadeon HD 5800シリーズより低いものの、省電力性はRadeon HD 5800シリーズを上回っており、アイドル時の消費電力はRadeon HD 5770が18W、Radeon HD 5750が16Wとされている。最大消費電力はRadeon HD 5770が108W、Radeon HD 5750が86W。
Radeon HD 5770の主なスペックは、ストリームプロセッサ数800、コアクロック850MHz、演算能力が1.36TFlops。Radeon HD 5750の主なスペックは、ストリームプロセッサ数720、コアクロック700MHz、演算能力が1.008TFlops。ビデオメモリはともにGDDR5(最大1GB、128bit幅)に対応する。
今回発売されたのは、Radeon HD 5770がGIGABYTE、MSI、PowerColor、SAPPHIRE、XFX、玄人志向の6製品、Radeon HD 5750がPowerColor、SAPPHIRE、XFX、玄人志向の4製品。カードデザインは、両モデルとも厚みのある2スロットサイズのデザインを採用。外観は異なっており、Radeon HD 5770がカバー付きの冷却システムを採用しているのに対し、Radeon HD 5750はヒートシンクやファンがむき出しの状態になっている。
搭載メモリは両モデルともGDDR5 1GB。映像端子は両モデルともHDMI、DisplayPort、DVI(2基)を装備。PCI Express電源端子は6ピンタイプを1基備えている。
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