【 2009年10月31日号 】 | |
「DIY PC Expo 2009」2日目レポート Intelやマイクロソフトがセッション実施、「IntelがザクならA■■は?」 |
「DIY PC Expo 2009」2日目となった11月1日(日)にはマイクロソフトやIntelなどがセッションを実施、さまざまな疑問に答えるアピールなどを行った。会場展示や1日目の模様は別記事を参照のこと。
□DIY PC Expo 2009
http://www.diypcexpo.jp/Intelはクイズ大会
Trimファームウェアの話題も 
●Intelはクイズ大会、「Intelをザクに例えるとA■■は?」
SSDファーム問題の続報も
まず、おなじみの「神様」こと天野氏が登壇したIntelのセッションは、解説10分、クイズ大会40分という珍しい構成。クイズ大会では、自作好きなら思わずニヤリとなる「ネタ」選択肢が多数飛び出した。解説タイムの注目点は、先日公開され、直後に問題発生で公開が中止されたIntel G2シリーズSSD用のTrim対応ファームウェア。
天野氏によると、問題の内容は、ファームウェアそのものにはなく、「ファームウェア書き込みに失敗することがある」という更新時の問題という。原因については現在調査中で、解消時期については未定だが、「個人的には、年内にはなんとか出さないとだめでしょ、と思っている」とか。ちなみに新ファームウェアで160GBモデルが高速化されたのは「書き込み動作のインターリーブなどによるもの」だそう。
セッションのメインとなったクイズ大会は、TVのクイズ番組を模したもの。天野氏が用意したIntel関連の難問/奇問20問を来場者が挙手して回答する、という形式だ。
Intel社内でクイズを出したら「全部じゃね?と言ったやつがいた」そうな
観客の答え「寝る」。会場大爆笑。クイズでは「LGA1136のBloomfieldは今後どうなる?」という設問の選択肢が、「ハイエンドCPUとして併売(編注:もちろんこれが正解)」「製造中止」「半額になってバタキ」「冬の暖房器具として新発売」になっていたりなどネタ満載。
「インテルチップセットではじめてUSB 2.0を統合したのは?」など普通の設問もあったが、「PCが動かなかった時にすることは?」→回答者「寝る」など、来場者も含めて「ネタ」で盛り上がったセッションだった。
なお、最後の設問は「Intelをザクに例えると、A■■は何?」という4択。
■は広報の事前チェックで塗られたそうだが、来場者の回答は「答えは選択肢の中に無い、シャアザク」。天野氏による正解(?)は「えー正解はありません(笑」だそう。
セッションの最後では、日経WinPC 西村氏による「素朴な疑問」コーナーも実施。「LGA1156のCPUクーラーがLGA775用と大きさが微妙に違う理由」や「Clarksdaleは今のP55マザーでそのまま使える?」「USB 3.0/6Gbps SATA/PCIe 3.0の実装はいつ?」「チャンネル数を減らして、低容量品を作ったら、速度や信頼性はどうなる?」など、さまざまな「素朴な疑問」をぶつけていた。ちなみに回答は「CPUソケットの大型化に合わせて、最適な大きさに変更したため」「(CPU部分の機能だけなら)使えるように鋭意努力しています。最終的にはマザーボードベンダーさん次第」「基本的な流れ的には、今のプラットフォームが2010年にわたって次第に裾野を広げていくんだけど、その次のプラットフォームからはだんだん入れて行きたいかな、って思ってる」「(もしあるとするなら)スピードに関しては、なるだけ落ちないようにしているかな、読み込みは」といった具合だ。
□日経WinPC
http://pc.nikkeibp.co.jp/winpc/
●マイクロソフトがWindows 7の疑問に回答
マイクロソフトは「Windows 7 注目の新機能を徹底解説」「Windows 7のそこが知りたい!」と2回のセッションを実施。特に興味深かったのは後者の「そこが知りたい!」。このセッションは、日経WinPC 副編集長 坂口氏が“OS伝道師”マイクロソフト森氏に質問する対談形式で「Service Packはいつ出ますか?」から「RC版の金魚はどこに行った?」、「Professional/Ultimateのファミリーパックは無いのか?」など、ちょっと知りたい微妙な質問が飛び交った。
ちなみに森氏の回答は「正確な日付はもちろんわからないが、基本的なロードマップとしては、OSは3年周期、Service Packは1年周期」「彼の行方は私、知らないんですが、“製品版では新鮮な印象がほしいよね”ということで変えている」「今のところ予定は無い」といったところ。
●このほかにもメーカー多数がセッションを実施
2日目は、このほかにもWesternDigitalやHANA Micron、LSIロジックをはじめとして多数のメーカーがセッションを実施。セッションでは、「Caviar Green Powerの回転数は5,000〜5,400rpm。5,000rpmは発熱が少なく故障率も低い」(WesternDigital)、「Indilinxとの関係を重視、I社のSSDには性能で負けていない。Trim対応での性能向上も確認している」(HANA Micron)、「一般向けにも力を入れていきたい」(LSI)などといった内容が話された(Twitter速報履歴にも一部レポートあり)。
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