【 2010年3月13日号 】 | |
「世界最強」の情報漏えい防止USBメモリが販売中 |
「世界最強」の堅牢性を持つという米IronKey製USB 2.0メモリ「IronKey」が国内代理店のティーシーキューブ(立花エレテック)から発売された。販売されているのは、SLCフラッシュを用いた「S200シリーズ」で認証管理機能などを備えた「パーソナル版」の容量2GBモデルで、実売価格は12,280円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。販売しているオリオスペックでは、別容量モデルやMLCフラッシュを用いた「D200シリーズ」、下位機能モデルの「ベーシック版」についても受注販売を行なっている(ラインナップの詳細は後述)。
見た目はごく一般的なスティックタイプのUSBメモリと変わらないIronKeyだが、他の製品にはない高い堅牢性を持つのが大きな特徴。立花エレテックによればIronKeyの筐体は、加速度16Grmsの振動に耐える耐衝撃性や、米軍規格の「MIL-STD-810F」に準拠する防水性を持ち、さらに「分解してチップを取り出すことは不可能」という。
そうした物理面に加え、記録データに対する堅牢性の高さをうたう点も特徴。ハードウェアチップを内蔵することでAES 256bitでの暗号化に対応するほか、任意の回数、パスワードを間違えると記録データを破壊するという、究極とも言えるセキュリティ機能も備えている。
これらのセキュリティ機能は米国連邦規格の「FIPS 140-2」のレベル3に適合するもので、これは「USBメモリとしては世界唯一」(メーカー)なのだという。
このほか、パーソナル版ではVeriSign Identity Protection(VIP)に対応した認証管理機能や、オンラインパスワード管理機能なども搭載。
なお、パーソナル版以外では、認証管理機能などを省いたベーシック版と、リモートポリシー管理など全ての機能を搭載した最上位の「エンタープライズ版」(後日発売予定)がラインナップされている。
さらに、各版でメモリタイプの異なるS200/D200シリーズを用意。容量ラインナップはS200シリーズが1GB/2GB/4GB/8GB/16GB、D200シリーズが1GB/2GB/4GB/8GB/16GB/32GB。
本体サイズは75×19×9mm。データ転送速度はリード時24MB/s、ライト時27MB/s。
□IronKey(IronKey/ティーシーキューブ)
https://www.ironkey.com/
http://www.tc3.jp/product/ironkey/IronKey S200 [撮影協力:オリオスペック]