このイベントは今月発売された同社の最新GPU、GeForce GTX 480/470や立体視システム、3D Visionをアピールするもの。セッションではNVIDIAのスティーブ・ザン氏や、ライターの西川善司氏、笠原一輝氏が登壇、さらに液晶メーカーなども登場、立体視をアピールした。

●3DテレビをPCで使う「3DTV Play」をデモ

　NVIDIAの立体視システムである3D Visionは「対応ビデオカード、対応液晶ディスプレイ、3Dグラス+専用トランスミッタ（3D Vision）」を組み合わせるシステムで、3Dグラスの制御はPCで行うが、「3DTV Play」では3Dテレビ側の3Dグラス＋トランスミッタを利用、「対応ビデオカード、3Dテレビ（＋3Dグラス）、3D TV Play」で立体視を実現する。

　ユーザー視点でみると、「3Dグラスとトランスミッタがどこに接続されているか」の違いともいえる技術だが、一般向け製品が発売されつつある3DテレビがPCでもそのまま利用できる、というのはメリットといえる。

　3Dグラスの制御情報はHDMI経由で伝送されており、ビデオカード側はHDMI 1.3または1.4への対応が、3Dテレビ側はHDMI 1.4への対応が必要。パナソニックが発売した3D VIERAはHDMI 1.4対応で、「今後出る3Dテレビも同様に対応している見通し」（NVIDIA）という。なお、解像度については規格による制限があり、セッションでは「1080p24、720p60、720p50」と解説されている。

　発売は「夏ごろ」で、価格は40ドルになる見込みという。

□3DTV Play
http://www.nvidia.com/3dtV/

●ライター各氏/メーカー各社がセッション
　NVIDIAに「貴公子」誕生？

3D Vision Surroundのデモ	GPUでのレイトレーシングデモ
笠原一輝氏 「3D映像をたくさん見慣れると、メガネをかけなくてもなんとなく内容が3Dに見える」そう。エア3Dグラス？	「貴公子」（？）スティーブン・ザン氏
西川善司氏	西川氏はDX11の技術詳細を解説
会場の3DディスプレイはLG2363D-PF。 「30日発売予定」（LG）という	LG電子 宇佐美氏
サングラス男	サングラスの上に3Dグラスを着用。 「ちゃんと3Dに見えた」とか

　ちなみに笠原氏のセッションでは、開始そうそう「Intelには“神様”がいて、AMDには“兄貴”がいたし……」と笠原氏がスティーブン氏の愛称を提案。

　「王子か貴公子、どうすか？」と迫る笠原氏に、「Twitterで決めちゃってください（汗」とたじろぐ場面もあった。ちなみに「貴公子」スティーブン氏、「技術的興味で某美少女ゲームをやってみたが、ちゃんと3Dで見えた」とか。

　なお、3D Visionは、これまで世界で10万個売れているそうで、しかも「ここ数週間、売れ行きが爆発してきた」（スティーブン氏）とのこと。このほか、ノートPCなどのメーカーカスタマイズドライバでも外部ディスプレイでの立体視を可能にする計画なども披露されている。

　このほか会場では来場者向けのじゃんけん大会や、GeForce GTX 400/200シリーズ購入者向けの抽選会（4月16日〜25日の購入者が対象）も実施、それぞれにプレゼントも用意されていた。

□NVIDIA GeForce GTX 480/470 Debut
http://nv-event.jp/

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【2010年4月10日】GeForce GTX 480/470発売、NVIDIA初のDX11対応品
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100410/etc_nvidia.html
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100424/etc_cyberlink.html

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