|  | 【 2010年5月29日号 】 | 
| 1プラッタ667GBのHDDが初登場、2TBのWD製 実売価格は1万円強 | 
-  667GBプラッタを採用しているという容量2TBのWestern Digital製3.5インチSerial ATA HDD「WD20EARS」が発売された。本体表記のスペックを見る限り、消費電力は従来モデル比で増加していると見られる。実売価格は10,700円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 ●667GBプラッタを初採用 WD20EARSは1月に初代モデルが発売されているが、今回発売されたモデルは「代理店から“667GBプラッタ採用”と連絡があった」(ショップ)という製品。プラッタ1枚あたりの最大容量は従来500GBで、667GBというのは過去最大だ。 本体に記載されている型番は、初代が「WD20EARS-00S8B1」だったのに対し、今回のモデルは「WD20EARS-00MVWB0」に変化している。 ●公式スペックは不明 
 重量は軽量化、消費電力は上昇
 現時点では、公式データシートにプラッタ容量やプラッタ枚数などの物理スペックは記されていないが、初代と今回のモデルを手に持つと、今回のモデルのほうが明らかに軽いため、使用しているディスク枚数は減っているものと見られる。    ここで気になるのは、本体に記されている消費電力のスペック。初代では5VDCが0.6A、12VDCが0.45Aだったのに対し、今回は5VDCが0.7A、12VDCが0.55Aと、それぞれ0.1A上昇している。 通常、プラッタ枚数が減るなどして可動部分が少なくなれば、消費電力は減少するものだが、今回はその逆、というわけだ。ただし、前述の通り現時点では詳細なスペックが不明であり、何か他に原因があって消費電力が増加しているのかもしれない。 一方、プラッタの記録密度の向上に伴って、データ転送速度も向上しているという可能性もある。667GBプラッタの採用による具体的なメリットは現時点では分からないが、コアな“人柱”にとっては気になるアイテムとなりそうだ。 
 □WD20EARS/データシート(Western Digital)
 http://www.wdc.com/jp/products/products.asp?driveid=773
 http://www.wdc.com/wdproducts/library/SpecSheet/ENG/2879-701229.pdf□関連記事 
 【2010年1月9日】WesternDigital WD20EARS(今週見つけた新製品)
 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100109/ni_cwd20ears.html
 【2008年12月27日】500GBプラッタ/7,200rpmのHDDが発売に、Seagate製
 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20081227/etc_seagate2.html
 【2008年12月20日】「500GBプラッタ」をうたうSAMSUNG製HDDが発売に
 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20081220/etc_samsung.html  WesternDigital WD20EARS-00MVWB0 [撮影協力:パソコンハウス東映とドスパラ秋葉原本店とクレバリー インターネット館]