【 2010年6月19日号 】 | |
Ubuntuベースのタブレット登場、電子ブックリーダー向け |
600MHzのARM11プロセッサやUbuntu Linuxなどを搭載したタブレット「SmartQ R7」が東映無線ラジオデパート店で販売中だ、メーカーは、以前にトリプルブート対応MID「SmartQ V5」を発売した中国のSmartDevices(智器)。実売価格は29,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。SmartQ R7は、タッチセンサー内蔵の7インチ液晶パネル(800×600ドット表示)を搭載したモバイル端末。電子書籍リーダーのアプリケーションが標準でインストールされており、EPUB形式の電子書籍に対応するほかTXT、PDF、HTM、CHM、RTFなどの形式のファイルを表示することも可能。
本体はサイズが206×136×16mm、重量約380gと、iPadより一回りコンパクトかつ軽量。液晶パネルはノングレアタイプを採用していることもあり、視認性は比較的良好だ。
このほかにインストールされているアプリは、Webブラウザ(Midori)、メディアプレイヤー(VLC Media Player)、表計算、ワードプロセッサなど。なお、ユーザーがアプリを追加することも可能だが、同店いわく「Ubuntuのバージョンが古いようで、FirefoxやOperaはうまくインストールできなかった」という。
ただし、日本向けの製品ではない点には注意が必要。パッケージやマニュアルは中国語、システムの対応言語は英語と中国語のみで、さらに「本体内蔵の無線LAN機能は動作保証対象外」(同店)という。このほか、付属の充電用ACアダプタも海外仕様であるため、同店は「付属のUSBケーブルでの充電を勧める」としている。
また、USBホスト機能も備えているが、同店によれば「ファームウェアバージョン3.0以降で対応する」という。
主なスペックは、CPUがARM11 600MHz、OSがUbuntu Linux、メインメモリがDDR2 256MB。ストレージ領域は2GB(ユーザースペース512MB)で、SD/SDHCメモリーカード(最大32GB)を追加して拡張することもできる。付属品は、充電用のACアダプタ(同店は動作保証せず)、USBケーブル、マニュアルなど。
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