|  | 【 2010年7月24日号 】 | 
| 日立製HDDの純正パッケージが発売に | 
 3年保証が付いた日立製HDDの純正パッケージ品が登場した。製品は化粧箱に入っているが、その箱にはディスク容量やキャッシュ容量、回転数などの仕様は載っているものの、HDD型番が書かれていないという気になる点もある。- ●500GB/1TB/2TBの3モデル 
 今回販売を確認したのは、同社の3.5インチHDD「Deskstar」シリーズの500GB/1TB/2TBの3モデル。価格はおおむねバルク品と同程度で、型番は「0S02601」など(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。        - 同社製HDDは、これまでバルク品や、代理店独自のパッケージ品が出回っていたが、「国内向けのリテールパッケージ品」というのはこれが初めて。パッケージはHDDよりかなり大きく、中には緩衝材が付いた状態でHDDが収められている。 - 同梱品はHDD取り付け用ネジや、日本語の保証書など。保証書には、保証期間が3年間であることや、テクニカルサポートセンターの電話番号なども書かれている。 - なお、保証に関する対応は、「店頭で修理受け付けできる」(ツクモ)ものという。ただし、他ショップでは「確認中」という例もあり、完全には確定していない模様だ。 - ●HDD型番は確認不能 - なお、気になるのは外箱に「HDS721010CLA332」などのHDD型番が記されていない点。 - 同社製HDDは、500GBプラッタ採用の「Deskstar D7K1000.C」やシステム向けの「Deskstar E7K1000」など、似たスペックで性格が異なるモデルがいくつかあるが、今回の外箱にはリテールパッケージ品としての型番である「0S02602」といった表記があるだけで、具体的なHDD型番は表記がない。これについてはショップでも、「どのHDDが入っているか、厳密な告知は受けていない」という。 - 容量や回転数、キャッシュ容量といった基本スペックはパッケージに書かれているため問題ないが、こだわってHDDを買うならバルク品のほうが確実といえる状況だ。 - なお、同社製HDDは、今回の3モデル以外もバルク品からパッケージ品での販売に切り替わる見込み。ショップでは、「500GB以上のHDDは順次切り替わると聞いている」(ツクモパソコン本店II)という。ただし、5,400rpmの2.5インチHDDとUltrastarシリーズは今後もバルク品中心になるという。 - □日立グローバルストレージテクノロジーズ 
 http://www.hitachigst.com/portal/site/jp/  - 日立 - [撮影協力:パソコンショップ アークとTSUKUMO eX.とテクノハウス東映とドスパラ秋葉原本店]