【 2011年2月26日号 】
Fusionマザーに2種類追加、合計4種類に
安価なASRock製品と多機能なSapphire製品が発売

※(2/26更新)Sapphire製品も発売に。
※(2/24更新)発売を確認。

 発売以来、高い人気が続いているFusionマザーボードだが、ASUS、GIGABYTEに続き、ASRockとSapphireからもマザーボードが発売された。

 ASRockは価格の安さが特徴の「E350M1/USB3」で実売価格12,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、Sapphire製品は多機能さがウリのPURE FUSION MINI E350で実売価格17,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。いずれもMini-ITX対応だ。


●ASRock製は安さが特徴、12,800円

 まず、ASRock E350M1/USB3はE-350 APUとA50Mチップセットを搭載した製品。画面出力としてはHDMI、DVIを搭載、6Gbps SATAやUSB 3.0、PCI Express x16といったインターフェイスを搭載する。

 冷却システムにはヒートシンクとファンを使用。CPUとチップセットの個々にヒートシンクが装着されており、ファンはCPUヒートシンクだけに搭載されている。冷却システム全体の大きさは先週のGIGABYTE製Mini-ITXマザーボード、GA-E350N-USB3よりコンパクト。

 また、USB 3.0インターフェイスのデータ転送速度を90.98%向上させるという「XFast USB」や、GUIによるBIOSメニューを提供する「UEFI」といった独自機能も搭載されている。

 スロット数はPCI Express x16×1(x4モードで動作)、DIMM×2(DDR3 1066/800、最大16GB)。主な搭載機能はHDMI、DVI、VGA、Gigabit Ethernet、6Gbps SATA(4ポート)、eSATA、USB 3.0(2ポート)、7.1チャンネルサウンド。


●Sapphire製は多機能さがウリ
 Mini PCI Expressスロットも搭載

 また、週末に発売されたSapphire PURE FUSION MINI E350は、Bluetoothをオンボード搭載、拡張スロットもPCI Express x16(x4動作)とMini PCI Expressカード×1を搭載するという多機能さがウリ。

 APUはE-350、チップセットはA50Mで、やはりUSB 3.0や6Gbps SATA、1000Base-T LAN、8チャネルサウンドなどを標準搭載。画面出力コネクタとしてはHDMI、DVI、VGAを搭載している。なお、メモリスロットはDDR3 SO-DIMM×2(DDR3 1066/800)という仕様。そのおかげで基板上はすっきりしているが、注意したほうがいい仕様ではある。

 冷却システムはCPUがファン付きクーラー、チップセットがファンレスヒートシンクを採用している。
□E350M1/USB3(ASRock)
http://www.asrock.com/mb/overview.jp.asp?Model=E350M1/USB3

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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110205/etc_amd.html


ASRock E350M1/USB3

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店フェイス 秋葉原本店ツクモパソコン本店TWOTOP秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。