【 2011年12月27日 】 | |
「ファンレスSandy Bridge」用ケースに安値版、2万円強 従来モデルは拡張カード対応に |
Sandy Bridgeもファンレスで使えるという安値のアルミ製Mini-ITXケース「NT-TX3000」がASKTechから発売された。実売価格は21,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。電源は非搭載。
なお、以前発売された上位モデル「NT-TX2000」も同時にマイナーチェンジ。LowProfile専用ながら、拡張スロットが利用可能になっている。こちらの実売価格は32,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●2万円強のファンレスケース
拡張スロット/光学ドライブベイ非搭載
NT-TX3000は、本体の両側面にフィンを設けたりすることで放熱性を高めた、コンパクトなファンレスPCケース。9月に登場した同社製PCケース「NT-TX2000」の下位モデルで、NT-TX3000では薄型光学ドライブベイと拡張カードスロットが省略されている。2.5インチシャドウベイは2基に増えている(NT-TX2000は1基)ので、SSDやHDDを多く搭載したい場合はNT-TX3000のほうが適していると言える。
CPUの熱は、付属のCPUクーラー「ZENOクーラー」で本体のフィンに伝えて発散させる仕組み。CPUについては、TDP 65W以下のLGA1155/1156/775対応CPUが使用可能とされている。
ZENOクーラーは、CPUソケットの位置に合わせて前後左右に動かせる構造。ユーザーが冷却ヘッドの位置を決めたり、ヒートパイプを固定したりなどの作業を行なう必要があるものの、様々なマザーボードに対応できるのがメリットだ。
本体サイズは幅295×高さ76×奥行き270mm。電源は非搭載で、別売りの同社製ACアダプタ電源キット「NT-ZENODC100」が推奨されている。
●上位モデルは拡張カード対応にマイナーチェンジ
また、光学ドライブベイを備えた上位モデル「NT-TX2000」も同時にマイナーチェンジ、拡張スロットが利用可能になっている。具体的な変更点は左側面用のヒートパイプの形状で、これが拡張スロット部分を回避する形になったこと。ケースの高さが低いため、LowProfileカードしか利用できないが、拡張スロットが利用できるのは大きなメリットと言えそうだ。
なお、このマイナーチェンジ版、メーカー型番自体は「NT-TX2000」で従来と同じ。付属マニュアルなどは変更されているが、新タイプを確実に購入するなら、ショップに確認するのが確実そう。オリオスペックでは、「今回の入荷分は全て新タイプ」として販売している。
□NT-TX3000(アスクテック)
http://www.ask-tech.com/jp/product/case/nt-tx3000/
□NT-TX2000(アスクテック)
http://www.ask-tech.com/jp/product/case/nt-tx2000/□関連記事
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110820/ni_czenodc100.htmlASKTech NT-TX3000 [撮影協力:オリオスペック]