モバイル機器向けの映像インターフェイス「MHL(Mobile High-Difinition Link)」を搭載した初のディスプレイ。メーカーはSAMSUNGで、画面サイズは23インチ。 MHLは米Silicon Imageが開発したモバイル機器向けの映像/音声インターフェイス。1本のケーブルで、最大1080p/60pの映像と最大192kHz/7.1チャンネルの音声を伝送できるほか、モバイル機器への充電や、TVリモコンによるモバイル機器の操作などにも対応している。著作権保護技術はHDCPをサポートする。 接続端子はHDMIとMicro USBのものをそのまま使用。実際に、今回登場したS23B550Vを見ると、端子の形状はディスプレイ側がHDMI、モバイル機器側がMicro USBとなっており、両者は付属のMHLケーブル(HDMI−Micro USBケーブル)で接続される。 ただし、S23B550VでMHL端子を使用するにはAndroid OSを搭載した対応端末が必要で、現時点の対応端末としてはSamsung製スマートフォンのGALAXY S II、GALAXY S II LTE、GALAXY NEXUSの3機種が挙げられている。 なお、MHL端子は「HDMI 2」端子と共用となっており、HDMI対応機器も接続できる。 液晶パネルはTNタイプで、主なスペックは最大解像度1,920×1,080ドット、輝度250cd/平方メートル、コントラスト比1000:1(ダイナミックコントラスト比5百万:1)、視野角が水平170度、垂直160度、応答速度2ms。バックライトはLEDを採用する。 本体サイズは幅553.2×高さ410.15×奥行き195mm(スタンド含む)。映像端子数はMHL/HDMI×1、HDMI×1、VGA×1で、音声入出力端子(ミニジャック)やスピーカー(5W+5W)も備える。また、アームマウント(75×75mm)にも対応する。 付属品はACアダプタ、CD-ROM、VGAケーブル、HDMI−DVI変換ケーブル、MHLケーブル、ステレオ音声ケーブルなど。
|