IPSパネルより省電力というPLSパネルを採用したSamsung製液晶ディスプレイ「SA850シリーズ」の27インチモデル。解像度は2,560×1,440ドット。同シリーズの24インチモデル(1,920×1,200ドット)は先週に発売されている。 SA850シリーズは、新しい液晶駆動方式のPLS(Plane to Line Switching)パネルを採用したディスプレイ。 PLSはIPSと同様に視野角が広く、見る角度による色調変化や色飛びが起きにくいといった特性を持ちながら、省電力性を高めたという方式。同社によれば、PLSはIPSよりも透過率が高く、低い電力でIPSと同等の輝度を再現できるため、消費電力を大幅に削減できるという。 27インチモデルは24インチモデルよりも高精細なパネルを採用しており、ドットピッチは27インチモデルが0.233mm、24インチモデルが0.27mmとなっている。解像度とドットピッチ以外のパネルスペックは2モデル共通で、輝度300cd/平方メートル、コントラスト比1000:1(ダイナミックコントラスト比500万:1)、視野角が水平/垂直とも178度、応答速度は5ms。バックライトはLED。 また、24インチモデル同様、27インチモデルもUSB 3.0対応ハブを搭載しており、USB 3.0ポート(ダウンストリーム)を3基備えている。 本体サイズは幅642.5×高さ442.5×奥行き224.5mm(スタンド含む)。映像端子はDisplayPort×1ポート、DVI-D×2ポートを備える。消費電力は電源ON時69W/53W(USBなし)、DPMSモード時1W。 スタンドは高さ調節、チルト、スウィーベル、ピボット機能を装備。また、VESAマウント(100×100mm、100×200mm)に対応する。 □関連記事 【2012年1月21日】IPSの改良版?「PLSパネル」採用の液晶が発売、USB 3.0ハブ内蔵 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120121/etc_samsung.html
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