【 2012年3月10日 】 | |
LGA2011のデュアルXeonマザーが近日入荷、32スレッドも可 4万円〜 |
デュアルCPU構成が可能なLGA2011版Xeon向けマザーボードが近日発売される見込みだ。8コアCPUを2個搭載すれば、16スレッド×2=32スレッド実行可能、というモンスターPCも自作できる。
予告しているのはPC DIY SHOP FreeTで、予告製品はSUPERMICROの製品。3モデルを在庫販売、4モデルを受注扱いで販売するという。
まず、3月末〜4月頃に入荷を予定しているのは「X9DRL-3F」「X9DR3-F」「X9DAi」の3モデルで、予価はそれぞれ42,800円、50,800円、52,800円。
また、受注販売を行うのは「X9DRL-iF」「X9DRi-F」「X9DRi-LN4F+」「X9DR3-LN4F+」の4モデル。予価はそれぞれ41,800円、48,800円、57,800円、61,800円。
●デュアルソケットのXeon向けマザー
LGA2011に対応したXeon E5シリーズについては、既存の一部のIntel X79搭載マザーでも動作することがショップにより確認されているが、今回のSUPERMICROの製品はXeon E5シリーズに正式対応したサーバー向けマザーボード。
取り寄せ扱いのX9DRi-LN4F+
X9DRi-LN4F+の製品情報いずれのモデルもCPUソケットを2基装備しており、8コア/16スレッドのXeon E5-2650などを2個搭載することで、ハイエンドの32スレッド環境を構築できる。
搭載チップセットは、X79も属する「Patsburg」ファミリの「Intel C602」または「Intel C606」。8レーンのPCI Expressポートを持つ点はX79と同じだが、X79にはないデュアルCPUのほか、Intel TXTやIntel vProなどのビジネス向け機能のサポートなども盛り込まれている。
DIMMスロット数は、ATXタイプのX9DRL-iF、X9DRL-3Fが8基、E-ATXタイプのX9DRi-F、X9DR3-F、X9DAiが16基、EE-ATXタイプのX9DRi-LN4F+、X9DR3-LN4F+が24基(ECC/RegisteredタイプとECC/UnbufferedタイプのDDR3メモリに対応)。
EE-ATX(Enhanced Extended ATX)はE-ATXより大型のフォームファクタのため、PCケース選びには注意が必要だ。基板サイズは347×330mm。対応ケースについては、同店は「ネジ穴の位置が異なるため一般的なケースには入らない。Intel純正ケースなら搭載可能」としている。
ちなみに、8コアのXeon E5シリーズは最安でも96,000円ほど。32スレッド実行環境を整えるには、最低でもCPU 2個とマザーボードが必要で、これだけで24万円はかかる計算だ。
□製品情報(Super Micro Computer)
http://www.supermicro.com.tw/products/motherboard/Xeon1333/#2011
□Patsburgチップセット一覧(Intel)
http://ark.intel.com/products/codename/29968/Patsburg□関連記事
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120310/etc_intel2.htmlSUPERMICRO [撮影協力:PC DIY SHOP FreeT]