【 2012年3月16日 】 | |
Nano-ITXのモバイルSandyマザーが来週発売 2コア4スレッド |
モバイルSandy Bridgeを搭載した初のNano-ITXマザーが近日発売される予定だ。
製品はCore i5-2467Mを搭載したGiadaブランドの「NI-HM65T-i5」で、オリオスペックは来週末に入荷する予定としている。予価は42,800円。
●モバイルSandy Bridgeを搭載したNano-ITXマザーボード
NI-HM65T-i5は、モバイル向け2コア/4スレッドCPUのCore i5-2467Mと、Intel HM65 Expressチップセットを搭載したNano-ITXマザーボード。
基板端の接点部。なぜか「PCIEX16」という表記があるが、マニュアルによるとHDMIやeSATAなどの出力用だそう
付属のACアダプタサイズが120×128mmという小型基板ながらHDMI、Gigabit Ethernet、6Gbps SATAを搭載するなど機能が充実しており、ハイパフォーマンスの超小型PCを自作したい向きには注目の製品と言える。
基板表面には2基のPCI Express Mini Cardスロットが装備(Mini-PCIe×1、mSATA×1)。SO-DIMMスロットは裏面に用意されている(DDR3 1066/1333、最大4GB)。主な搭載機能はHDMI、VGA、Gigabit Ethernet、6Gbps SATA(1ポート)、USB 2.0(2ポート)、サウンド(S/PDIF出力)。
Core i5-2467Mの主なスペックは、クロックが通常1.6GHz、Turbo時最大2.3GHz、キャッシュ3MB、最大TDP 17W。内蔵グラフィックスコアはIntel HD Graphics 3000。
電源は付属のACアダプタ(19V/3.42A)を使用。ACアダプタ端子はI/Oパネル部にに用意されている。
このほか、基板の端にはPCIカードのようなコネクタがあり、各ピンにはHDMI、TMDS、SATA、サウンド、USBなど多くの機能が割り当てられていることがマニュアルで説明されている。ただし、このコネクタから各機能を引き出すためのPCケースやインターフェイスなどの店頭販売は未確認。
ちなみに、Nano-ITXケースの単品販売例は稀。現在は店頭販売を見かけることはほとんどなく、入手性は低い。ケースが入手できないという人は、同じCore i5-2467Mを搭載した同ブランドの“DVDトールケース大PC”こと「Giada i51」をチョイスするというのも良いかもしれない。
なお、同店はNI-HM65T-i5のほか、同じくCore i5-2467Mを搭載したMini-ITXモデル「MI-HM65T-i5」も同時に入荷する予定。予価は43,800円で、ACアダプタ電源が付属する。
□NI-HM65T/MI-HM65T(JIEHE TECHNOLOGY DEVELOPMENT)
http://www.giadatech.com/index.php?app=product&act=show&id=84
http://www.giadatech.com/index.php?app=product&act=show&id=81
□Intel Core i5-2467M Processor(Intel)
http://ark.intel.com/products/56858/□関連記事
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