MSI製品

　GeForce GTX 680の下位モデル「GeForce GTX 670」を搭載したビデオカードが11日（金）に発売された。

　発売されたのは、MSIやGIGABYTE、GALAXYなど7メーカー8製品で、OCモデルや独自クーラーモデルなどもある。一部製品では、基板の長さを大きく上回るクーラーが搭載されている。

　実売価格は39,800〜48,000円前後（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
●GeForce GTX 680の下位モデル

MSI製品
MSI製品	MSI製品

　192のCUDAコアと16のテクスチャユニットによるストリーミングマルチプロセッサ（SMX）を複数用いて構成されるほか、Direct X 11やPCI Express 3.0をサポートするといった基本部分はGTX 680と同様だが、SMXの数は8から7へと減少している。

　これにより、CUDAコア数は1,536から1,344へ、テクスチャユニット数は128から112へそれぞれ減少。一方、メモリ面のスペックはGTX 680と変わらず、256bit幅のGDDR5メモリインターフェイス（最大2GB）を備える。ROPユニット数もGTX 680と同じ32。

　また、自動オーバークロック機能「GPU Boost」も搭載する。コアクロックは通常915MHz、Boost時980MHz。メモリクロックは1,502MHz（データレート6,008MHz）。

　今回発売されたGTX 670搭載カードは、標準クロックモデルのほかオーバークロックモデル、3連ファン搭載モデルなど様々。

●OCモデルや独自クーラーモデルなどが発売

GALAXYのOC製品	GALAXYのOC製品
GIGABYTE製品	GIGABYTE製品
ZOTAC製品	ZOTAC製品
Palit製品	Palit製品
Gainward製品	Gainward製品
InnoVISION製品	InnoVISION製品

　判明している動作クロックは、GALAXYの「GF PGTX670-OC/2GD5 DUAL FAN」がコア1,006MHz（Boost時1,058MHz）、MSIの「N670GTX-PM2D2GD5/OC」がコア965MHz（Boost時1,045MHz）。両者のメモリクロックはいずれも定格値。GIGABYTE、GALAXYの両製品は独自クーラーを採用しているのも特徴だ。

　このほか、MSIやPalit、ZOTACなどの製品は、クーラー自体は、ハイエンド製品同様のロングタイプだが、基板はGeForce GTX 560カードなどのミドルレンジに近いショートタイプ。クーラーが基板から大きくはみ出すというユニークなルックスになっている。

　なお、実測では基板の長さは約175mm、クーラーの長さは約246mmだった。

　映像端子はいずれの製品もDisplayPort、HDMI、DVI（2基）を装備。外部電源端子は6ピン×2。必要な電源スペックについては、GALAXY製品では「容量500W」、InnoVision製品では「容量500W、12V出力30A」とされている。

□GeForce（NVIDIA）
http://www.nvidia.co.jp/object/geforce_family_jp.html

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GeForce GTX 670

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