【 2012年3月22日 】
NVIDIA製GPUの新アーキテクチャ「Kepler」登場、最上位「GTX 680」が発売に
夜間の臨時販売に20人、発売前に「完売」

※(3/22更新)夜間販売の模様と解説を追記

ZOTAC製品

ZOTAC製品

 アーキテクチャを刷新、ワットあたり性能を2倍に高めたというNVIDIAの新しいハイエンドGPU「GeForce GTX 680」がデビュー、MSI、Palit、ZOTACから搭載カードが発売された。

 実売価格は56,980円〜59,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 発売解禁は22日(木)の22時だったが、ドスパラパーツ館では、販売内容を伏せたまま夜間の臨時販売を予告。20名あまりが行列を作った。  また、翌23日(金)からは他の多くのショップでも販売開始となる見込み。メーカーとしては、GALAXY、GIGABYTE、InnoVisionが発売される予定だ。


●新アーキテクチャ「Kepler」を採用
 28nm/DX11/PCIe 3.0


ZOTAC製品

ZOTAC製品

ZOTAC製品

ZOTAC製品

Palit製品

Palit製品

MSI製品

MSI製品

GIGABYTE製品

GIGABYTE製品

GALAXY製品

InnoVISION製品
 GeForce GTX 680は、新アーキテクチャ「Kepler」を採用する初のGPU。名前が示すように、新アーキテクチャのハイエンドモデルとされている。

 前世代「Fermi」と比較した「Kepler」の特徴は、アーキテクチャの変更のほか、製造プロセスの変更(40nm→28nm)、Direct X 11やPCI Express 3.0のサポートなど多数。様々な改良の結果、ワットあたりパフォーマンスは2倍にもなったとされる。

 特に注目できるのが、自動オーバークロック機能「GPU Boost」の搭載。これはGPUの温度や負荷、消費電力などを監視し、TDPに余裕がある場合は自動的にクロックを上昇させるもの。今回の「GTX 680」では、通常1,006MHzのコアクロックがBoost時1,058MHzに上がるとされる。

 また、垂直同期を自動調整するという「Adaptive Vertical Sync」も搭載。ゲーム時などにおいて、フレームレートにあわせて垂直同期を調節することでスムーズな画面表示を実現、プレイアビリティを高めるという。

 ライバルとなるAMDのRadeon HD 7970も28nm製造、Direct X 11.1、PCI Express 3.0サポートという状況で、これで両社の最新アーキテクチャがほぼ同じポジションになった格好だ。

 今回登場した「GTX 680」は、CUDAコア数1,536基、テクスチャユニット128基、メモリインターフェイス256bit。動作クロックはコアクロックが通常1,006MHz、Boost時1,058MHz、メモリ1,502MHz(6,008MHz)。対応メモリがGDDR5 2GB(256bit)。TDP 195W。

 サポートする映像端子はDisplayPort×1、HDMI×1、デュアルリンクDVI×2で、4画面出力に対応。さらに、カード1枚でマルチ画面出力の立体視システム「3D Vision Surround」が実現できるようになった。

 3D Vision Surroundは、従来もデュアルGPUのGeForce GTX 590搭載カードであれば1枚で可能だったが、シングルGPU搭載カードで可能となったのは初めてだ。

 リファレンスカードの外部電源端子は6ピン2基で、前モデルのGeForce GTX 580(8ピン+6ピン)より要求される電源スペックが緩和された。TDPも改善し、GTX 580の244Wから195Wへと減少している。

●新アーキテクチャ「Kepler」を採用
 28nm/DX11/PCIe 3.0

 今回発売されたのは、いずれもリファレンスデザインと見られる製品。

 カードは2スロットタイプで、公式スペックと同様にDisplayPort×1、HDMI×1、デュアルリンクDVI×2の各映像端子や、6ピン×2の外部電源端子を装備している。

 外部電源端子については、従来の一般的なハイエンドカードでは2個の端子が横並びになっていたが、今回の製品では縦に並んでいるのが特徴的だ。コネクタの挿し易さなどを考慮してか、2基の端子は段差を付けて並べられている。

 また、必要な電源ユニットのスペックについては、ZOTAC製品では「容量550W以上で12Vラインの出力が38A以上」とされている。


●夜間に臨時販売、販売開始前から「完売」に

 また、発売解禁の22日(木)22時には、ドスパラパーツ館が臨時営業。ビデオカードでは珍しい「深夜販売」を行っている。

 この臨時営業は、「何を売るか」を伏せたまま前日に予告。結果として20人が行列、見物人も含めて40人ほどが集まり、「想像以上」(ショップ)の賑わいになっていた。

 ちなみに、「何を売るか」は発売の瞬間まで明らかにされなかったが、行列の多さと在庫数を比較したスタッフが発売前に「完売しました」と告知。なんと「売るものがわからないまま完売する」という事態になっていた。

 なお、夜間販売では1人3枚購入する猛者もいたが、購入キャンセル分もあったため、22日23時現在、一部メーカーのビデオカードはまだ在庫がある状態。ただし他店では、「通販で既に完売」と告知する例もあり、しばらくは品薄傾向になりそうだ。


□GeForce(NVIDIA)
http://www.nvidia.co.jp/object/geforce_family_jp.html

□関連記事
【2012年1月9日】Radeon新アーキテクチャ「HD 7970」発売、PCIe 3.0対応
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【2011年3月26日】NVIDIA久々のデュアルGPUカード「GTX 590」が発売に
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【2010年11月13日】GeForce GTX 580が発売
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GeForce GTX 680

[撮影協力:ドスパラパーツ館TWOTOP秋葉原本店フェイス 秋葉原本店パソコンショップ アークZOA 秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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