【 2012年5月30日 】
CPUが戦うカードゲーム登場、Core i7やPhenomなど30種がバトル
V30や68000、Z80などレトロCPUも


Core i7

 Core i7からIntel 8080まで様々なCPUが登場する、CPU対戦カードゲーム「CPU WARS」が登場、パソコンショップ アークがCPUの購入者にプレゼントする予定だ。

 同店でのプレゼントの開始日は6月1日(金)。対象者は、「店頭で1万円以上のCPUを購入した希望者」だが、先着10名限定。争奪戦になるのは確実だろう。

 なお、今のところ「単品での販売予定はない」(同店)という。


●30種類のCPUがバトル
 Core i7、Phenom IIからV30、68000、Z80など


Phenom IIなど

V30や68000

プレイ方法

PowerPC各種

パソコンショップ アークの告知

Z80

65xx

カード一式(Intel)
8080などもある

カード一式(その他x86系)
NexGen Nx586なども

カード一式(その他)
MIPS R3000もあり
 CPU WARSは、英国・ロンドン在住で「技術オタク」を自称するHarry Mylonadis氏が考案したというカードゲーム。カードデザインは、同氏も参加するブランドデザイン・ブランディング会社の「minimoko」が手がけたという。

 カードは1セット30枚で、表面にはCPUの名称、写真のほか、最大クロックやバス速度、トランジスタ数、製造プロセス、最大TDPなどのスペックが掲載。裏面は、トランプなどと同様に全カードが同じ模様になっている。

 今回のセットは「Volume 1.0 The Battle of the Desktops」とされるもの。

 登場するCPUはCore i7、Phenom IIなど最近のものから、AMD K6-2、Cyrix 6x86、初代Pentium、PowerPC、68000といった懐かしいもの、さらにさかのぼりZ80、65xx(6502など)、Intel 8080(全カードで最古)といった8bitプロセッサまである。デスクトップPCの代表的なCPUはおおむね網羅されており、PC歴の長い人ならカードを眺めるだけでも楽しめるだろう。

 また、肝心の(?)ゲーム内容は、「プレイヤーが順番に一つのスペックを指定して、そのスペックの高低により勝敗を決定、最終的に全てのカードを取ったプレイヤーが勝者」といったもののよう。プレイヤー数は2人または3人が想定されている。

 今回は同店での販売予定はないが、公式サイトでは販売中。価格は1セットの「The One」が7.99ポンド、100セットの「The Insane Pack」が500ポンドなどとなっている。このほか「ファラデーケージ効果がある」というカード収納ケース「The Gift Box」(4.20ポンド)もあるが、完売したとしている。

 なお、今回のセットは前述通り「Volume 1.0」。例えばAtomやK6、6809など、デスクトップPC向けでも未登場のCPUがあり、また、モバイル向けやゲーム機向け、組み込み向けならさらに多様なCPUがある。続編の登場にも期待できそう(?)だ。


□CPU WARS(minimoko)
http://minimoko.com/cpuwars/
http://shop.cpuwarsthegame.com/


CPU Wars

[撮影協力:パソコンショップ アーク]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。