【 2012年6月23日 】 | |
SFを再現?「宙に浮かぶ映像」を実現するPC用ディスプレイが販売中 店頭デモも |
空中に映像が投影されているかのように見えるユニークなサブディスプレイ「HoloAD Diamond Series」がInnoVisionから登場した。
ドスパラパーツ館では「Victoria Lite」モデルがデモ中で、受注販売も行なっている。実売価格は199,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。納期は約1〜2週間後。
●反射板の逆ピラミッド+専用ディスプレイで「宙に浮かぶ映像」を再現
HoloAD Diamond Seriesは、同社が「三次元ホログラフィック広告向け」とうたうディスプレイ装置。
向こう側が透けて見える
ディスプレイを反射して投影する
認識はセカンダリディスプレイ
側面
中に手とiPhoneを入れた図
背面
コネクタなどディスプレイ本体を平らに置き、その上にピラミッドの天地を逆転させたような物体が載っているという構造。ディスプレイの手前、左、右の3ヶ所に画像が表示されると、その画像がピラミッド部分の各面のパネルに反射して、周囲から見えるという仕組みだ。背面には映らない。
ピラミッド部分のパネルが透明なため、空中に映像が投影されているかのように見えるのがなかなか面白い。各面には同じ画像が映し出されるので、実際には3D表示ではなく、またホログラフィックでもないが、確かに周囲の目を引きそうなディスプレイだ。
サンプルに付属していた中国語マニュアルを見る限りでは、付属の再生ソフトでMP4ファイルを再生させると、自動的に底面ディスプレイの3ヶ所に映像が反転出力される模様。ちなみに、この再生ソフトはUSBメモリに収録されており、使用時には付属のUSBドングルも接続する必要がある。
マニュアルについては「製品には日本語マニュアルが同梱される」(同店)とのこと。また、本体は組み立て式で、同店によれば組み立て時間は15〜20分程度という。
ディスプレイの解像度は1,280×1,024ドットで、PCではセカンダリディスプレイとして認識される。映像端子はDVIとVGAが用意されている(本体底面の後部に装備)。
なお、同社Webサイトではサイズの異なる全4モデルが掲載されており、最小モデルは幅41×高さ27.5cmの「Victoria」、最大モデルは幅115×高さ80cmの「King」。Kingは重量が150kgもあるという。
□HoloAD Diamond Series(InnoVision)
http://www.innovision.com.tw/hoload.htmlInnoVision HoloAD Diamond Series [撮影協力:ドスパラパーツ館]