【 2012年6月23日 】
【PC-DIY EXPOレポート】マザーボード編:
Socket FM2マザーが初展示、SAS対応版「X79S」やROG新モデルも

 「2012 AKIBA PC-DIY EXPO 夏の陣」では、Socket FM2マザーボードやX79チップセットの新リビジョン「X79S」を搭載するというマザーボードも登場。ASUS R.O.G.シリーズの新作なども披露されている。

 以下、順に紹介しよう。


●Socket FM2マザーが初展示、Sapphire製
 フォームファクタはMini-ITX


販売検討中のZ77マザーボード

販売検討中のZ77マザーボード

AMDブースでの「Trinity」実機デモ

AMDブースでの「Trinity」実機デモ
 「国内初」として注目できるのが、Sapphireが展示していたSocket FM2マザー「PURE Platinum A75i」。

 Socket FM2はAMDの次世代APU「Trinity」に対応するとされるCPUソケットで、COMPUTEX TAIPEIでも複数のメーカーがマザーボードを展示していた。今回の展示は、同社が「参考展示」として出展していたもので、発売時期や、そもそも国内で販売するかなど、詳細は未定。

 マザーボードのフォームファクタはMini-ITXで、搭載チップセットはA75。メモリソケットはDDR3 SO-DIMMで、PCI Express x16スロットも用意されている。

 SapphireではこのほかにZ77マザーボードなども複数展示。国内販売するかどうかは「反響次第で決めたい」(スタッフ)としている。

 ちなみに、Sapphireブース隣のAMDブースではその「Trinity」を搭載した発売済みのノートPCをデモ機として利用。性能などを体感できる。


●X79のSASインターフェイス版「X79S」が展示中


GA-Z77X-UP7、32フェーズの電源回路がウリ。7月末〜8月発売

Thunderboltを搭載するGA-Z77X-UP5 TH、7月末〜8月発売
 LGA2011用チップセット「X79」の新リビジョン「X79S」を搭載するというマザーボードを展示していたのがGIGABYTE。

 製品名は「GA-X79S-UP5 WIFI」で、8ポートのSASインターフェイスと6ポートのSerial ATAインターフェイスを搭載。このうちのSASポートは「チップセット内蔵のもの」という。対応ソケットはLGA2011で、Bluetooth 4.0やWi-Fiといった無線インターフェイスもついている。発売は「7月末〜8月」(スタッフ)とのこと。

 なお、ブースの製品解説ではチップセット名が「X79S」ではなく「C606」と表記されている。


●ASUSでは「R.O.G」最新モデルを2モデル展示

 ASUSブースでは、同社のゲーミングシリーズ「R.O.G.」に属する最新モデルを2種類展示。

 いずれもZ77チップセットを搭載、様々なOC機能や、mPCIeカードを使ったBluetooth 4.0+無線LANなどを搭載。上位のMaximus V ExtremeではThunderboltもついている。発売時期は「7月下旬〜8月上旬」(スタッフ)。


●MSIは電源強化版「Z77A MPower」などを展示

 このほか、MSIでは電源回路を強化したZ77マザーボード「Z77A MPower」やMini-ITXのZ77マザーボード「Z77IA-E53」を展示。発売時期は前者が7月末、後者が夏ごろとのこと。


□2012 AKIBA PC-DIY EXPO 夏の陣(ユニットコム)
http://event.unitcom.co.jp/


※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。