2012年9月2日
 -新製品- でんでん虫と僕 おもしろいスピーカー(DB-SP12-WH/WO)
 (8月28日〜9月2日調査)(一部2日調査)
 [製品ジャンル:モバイルアクセサリー]
※このページにおける価格などは、編集部が店頭表示を独自に調査したものです。
 この価格で販売されることを保証するものではありません。
 実際の販売価格は変動しますので、購入時に各ショップ店頭にてご確認ください。
※特記無き価格情報は税込み価格(税率=5%)です。

メーカー/製品名価格(円)ショップ備考
|でんでん虫と僕
おもしろいスピーカー(DB-SP12-WH/WO)
(iPhone向けワイヤレススピーカー)
3,980Jan-gle 3号店(ブロックC1-[e5]
3,980Jan-gle 秋葉原本店
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  iPhoneを置くだけで機能するという不思議なスピーカー。メーカーは「でんでん虫と僕」。カラーはホワイトと木目調の2タイプ。

 この製品は、iPhone対応の小型ワイヤレススピーカーで、ワイヤレスシステムとしてNFCならぬNearFAを採用しているのが特徴。

 NearFAは香港SmartVが特許出願中というワイヤレスオーディオ技術。音声を伝送できるのは近距離に限定されるが、Bluetoothや無線LANより消費電力と製造コストを抑えることができるという。

 詳細な原理は解説されていないが、本体スピーカーから音声が出ているiPhoneを、このスピーカー上の特定の位置に載せると、このスピーカーからも増幅された音が出る、という仕組み。

 置く場所を変えたり、少し浮かせたり、あるいはiPhoneをミュートにすると増幅出力も出なくなる。増幅音声はモノラルで、音量調整機能もない(音量調整はiPhoneの音量を調整することで行う)が、Bluetoothのようにペアリングが必要ない。

 なお、こうした動作イメージは、「iPhoneが出力する音をマイクで集音、増幅して出力している」ような感覚だが、実際にマイクで集音しているのではない模様。出力中にスピーカー筐体を叩いてみたり、周囲で大きな音を出しても、スピーカーからは出力されなかった。

 内部基板を確認したところ、iPhoneのスピーカーに相対する位置にコイルと思われる部品が付いており、これでiPhoneのスピーカー動作を検出している、という可能性が高そう。また、明確にマイクとわかる部品は無い模様。

 ちなみに、NearFAではiPhoneやiPad、iPod touchのほかAndroid端末への対応もうたっている。今回の製品そのものは「iPhone対応」として発売されているが、Xperia arcやソフトバンクのフィーチャーフォンを組み合わせても問題なく動作した。

 本体サイズは高さ40.3×幅72×奥行き163mm。音声入力端子として本体背面にステレオミニジャックを備える。電源は単3形アルカリ電池3本またはUSB経由で供給する。付属品は単3形アルカリ電池3本(動作確認用)、Micro USBケーブル、音声ケーブル(ステレオミニ)。

 NearFAを採用したワイヤレススピーカーとしては、iFrogzの「Boost」も発売されている。

□Boost(iFrogz)
http://www.ifrogz.com/product/boost-phone-speaker

[撮影協力:Jan-gle 3号店(ブロックC1-[e5])とJan-gle 秋葉原本店]