この製品はAndroid 4.0や5インチディスプレイ（800×480ドット）を搭載したゲーム向け端末。PS Vitaの特徴でもある背面タッチパッドは非搭載だが、本体表面の各ボタン、側面のLRボタンなどの配置や、左右両端にストラップホールを備えるといったデザインはPS Vitaにそっくり。

　多くのボタンはゲームエミュレータ用と見られる。店頭で試用したところ、OS上では十字ボタンやXボタン（「/」が入力）、Aボタン（「-」が入力）など一部のボタンしか反応せず、Androidゲーム「Angry Birds」もタッチパネルのみで操作が可能だった。

　また、「ホーム」「戻る」などの操作は、画面左下に表示されるボタンをタッチすることで行なえる。

　ただし、本体にはゲームエミュレータアプリがプリインストールされているが、エミュレータ用のソフトは非搭載。aPad専門店（ブロックE2-[c3]）は、このエミュレータについて「動作保証外」「サポート外」としている。

　搭載CPUはCortex-A8コアのAllwinner A10（最大クロック1.5GHz）。搭載メモリはDDR3 512MB。ストレージ容量は4GB。タッチパネルは静電容量方式で、5点マルチタッチに対応する。

　主な搭載機能は、無線LAN（IEEE 802.11b/g/n、Wi-Fi Direct対応）、有線LAN、前面/背面カメラ、HDMI出力、microSDカードスロット（前出のスペックは同店によるものも含む）。

　なお、同店によれば3G通信も可能で、「CDMAなど外付け3Gに対応する」としている。

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