【 2012年9月14日 】
iPhone 5向け?nanoSIM用のカッターやアダプタが発売

※(9/16更新)microSIM - SIM変換アダプタセットについても追記。

切り抜いたSIM

 iPhone 5で採用された新型の小型SIM「nanoSIM」だが、通常のSIMカードをこの形状に切り抜くカッターや、nanoSIMを通常サイズのSIM、あるいはmicroSIMとして使える変換アダプタが早速発売されている。

 実売価格は、nanoSIMカッターが1,980円、変換アダプタ(microSIM/SIMサイズの2枚セット)が580円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。変換アダプタについては、microSIM - SIM変換アダプタがセットになった別製品もさらに発売されている(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●nanoSIMに対応したカッターとアダプタ
 iPhone 5で使えるかどうかは不明


nanoSIMカッターのパッケージ。箱はmicroSIMカッターのものを流用?

左からnanoSIM(切り抜いたもの)、microSIM、SIM
 nanoSIMは、従来のmicroSIMよりさらに小さいSIMカード。21日(金)発売予定のiPhone 5で採用されたことでも知られている。

 今回のnanoSIMカッターは、既存のmicroSIMカッターと同様のホッチキスタイプ。通常サイズのSIMカードを差し込み、上半分を押し込めばnanoSIMサイズにカットできる。なお、microSIMカードをカットすることはできない。また、変換アダプタは、nanoSIMを通常のSIM、あるいはmicroSIMとして使える2枚のアダプタがセットになったものと、さらに microSIMを通常のSIMに変換するアダプタもセットになったものが販売中だ。

 ただし、販売している三月兎1号店SOUTHTOWN 437は「カットしたnanoSIMを、iPhone 5で使えるかどうか、現時点では分からない」「使用は自己責任で」と説明しているので要注意。さらに、「ネット上の報道では、『カットしたnanoSIMはiPhone 5で認識しない』としている例もある」(SOUTHTOWN 437)とか。同店ではiPhone 5の発売後、実際に検証することも考えているという。

 また、同店ではiPhone 5のSIMフリー版を入荷する意向。他社キャリアへの対応については「電波の周波数的に、iPhone 5はNTTドコモのLTEには対応していないが、周波数だけ考えるならNTTドコモのWCDMAやイー・モバイルのLTEで使える可能性がある」としている。

 ちなみに、こうした「SIMカッター」は、iPhone 4でmicroSIMが採用された頃から店頭で見かけるようになったが、通信事業者との一般的な契約ではSIMカードは「借りたもの」。カードの所有権は通信事業者にある場合がほとんどで、こうした切断などは通常認められていない。


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[撮影協力:SOUTHTOWN 437]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。