【 2012年11月22日 】 | |
Radeon最上位のデュアルGPU版「HD 7990」発売、重さを支える支柱付き カードは弩級 |
- ※(11/23更新)発売を確認。
Radeon HD 7000シリーズ初のデュアルGPU「Radeon HD 7990」を搭載するというビデオカードが発売された。
発売されたのはClub 3D製カード「Radeon HD 7990 Dual GPU(CGAX-7999)」(以下CGAX-7999)で、実売価格は99,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●Radeon HD 7970のデュアル構成
2枚使って「究極レベル」も構成可
Radeon HD 7990は、1枚のカードでRadeon HD 7970をデュアル構成にできるというハイエンドGPU。
電源コネクタは8ピン×3個
電源は1,000Wを推奨
裏面
パッケージ
付属の支柱
支柱の使い方
カード長は30cm以上
下はRadeon HD 7970AMDからの公式発表はないが、Club 3Dが発表する主なスペックはまさにHD 7970をほぼ2倍にした数値。
具体的にはコアクロックが900MHz、SP数4,096(2,048×2)、対応メモリGDDR5 6GB(3GB×2)、メモリバンド幅768bit(384bit×2)、メモリクロック1,375MHz(データレート5,500MHz)など。
コアクロックはHD 7970より低いが、CGAX-7999ではブラケット部のOCボタンを押すことでHD 7970と同じ925MHzにアップさせることができる。
ちなみに、Tul(PowerColor)が発表したHD 7990カードも、同様に900MHz→925MHzとOCできる機能を備えている。
Club 3Dによれば、CGAX-7999のパフォーマンスはHD 7970 GHz Editionカードの40%増、HD 7970カードの45%増。更に、2枚のCGAX-7999用いてQuad CrossFire構成にすることで「究極レベル」に引き上げることも可能としている。
●カードは3スロット幅、支えの支柱付き
ただし、カードは3スロット分のスペースを占有する巨大なもの。
本体サイズは308×137×62mmと、長さが300mmを超えるためPCケースを選びそうだ。パッケージには、タワーケースでの使用時にカードを下から支えるための支柱「Extendable Support Pod」も同梱されている。
また、カードには外部電源コネクタとして8ピン×3が装備されており、電源ユニットに要求されるスペックが高い点にも注意が必要。Club 3Dによればカードの最大TDPは500Wで、推奨電源として容量1,000Wの同社製品「CSP-X1000CB」を挙げている。
□AMD Radeon HD 7000 シリーズ(Advanced Micro Devices)
http://www.amd.com/jp/products/desktop/graphics/7000/Pages/amd-radeon-7000-series.aspx
□Radeon HD 7990 Dual GPU(Club 3D)
http://www.club-3d.com/index.php/products/reader.en/product/radeon-hd-7990-dual-gpu.html
□ニュースリリース(Tul)
http://www.powercolor.com/jp/News.asp?id=1167□関連記事
【2012年8月1日】Radeon最上位、「7970 GHz Edition」が発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120804/etc_sapphire.html
【2012年1月9日】Radeon新アーキテクチャ「HD 7970」発売、PCIe 3.0対応
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120114/etc_amd.html
【2011年3月12日】Radeon HD 6990発売、デュアルGPU構成
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110312/etc_amd.htmlClub 3D Radeon HD 7990 [撮影協力:ドスパラパーツ館]