今週見つけた主な新製品　(2013年6月15日)

　 ネイティブで1,866MHz動作に対応したDDR3 DIMM。メーカーはセンチュリーマイクロで、メモリチップはSK Hynix製のものが採用されている。

　容量別に8GB×4枚組セットの32GBキット、8GB×2枚組セットの16GBキット、4GB×4枚組セットの16GBキット、4GB×2枚組セットの8GBキットの4つがラインナップされており、それぞれヒートスプレッダの有/無モデルが発売されている。

　なお、ネイティブで1,866MHz動作に対応したDDR3 DIMMは、今年4月にSanMaxからも発売されている。

　 ネイティブで1,866MHz動作に対応したDDR3 SO-DIMM。メーカーはセンチュリーマイクロで、メモリチップはSK Hynix製のものが採用されている。

　発売されたの8GB×2枚セット、4GB×2枚セット、8GB単品、4GB単品の4モデル。4GB×2枚セットと4GB単品は1rank仕様となっている。

　 ASUSのゲーム・オーバークロック向けブランド「R.O.G.」シリーズ初のLGA1150マザーボード。チップセットはZ87。

　R.O.G.シリーズのLGA1150マザーについては、現時点ではMAXIMUS VI HEROのほか上位モデルの「MAXIMUS VI EXTREME」がラインナップされており、まずは下位モデルが発売されたかっこう。

　MAXIMUS VI HEROでは、同社製電源回路の最新版「Extreme Engine Digi+ III」が採用。高クロックでも90%の電源効率が達成できるというTIのMOSFET（MOS型電界効果トランジスタ）「NexFET MOSFET」や、“焼けるような熱さ”でも低温度を維持できるという独自チョーク「BlackWing」などが用いられており、CPUやメモリに安定性・精度の高い電源が供給できるとしている。

　また、ゲーム向け機能として、銃声や足音などをレーダー表示するというFPSゲーム向きの「Sonic Radar」、レイテンシを通常のLANの8分の1に低下させるというオンラインゲーム向きの「GameFirst II」、ELNA製のオーディオ用コンデンサやノイズ対策シールドを備えたサウンド機能「SupremeFX」などが搭載されている。

　スロット数はPCIe x16×3、PCIe x1×3、DDR3 DIMM×4（最大32GB）。主な搭載インターフェイス・機能はGPU内蔵CPU向けHDMI、Gigabit Ethernet、6Gbps SATA（8ポート、RAID 0/1/5/10）、USB 3.0（I/Oパネル部4ポート、ピンヘッダ2ポート）、8チャンネルサウンド。

　なお、上位モデルのMAXIMUS VI EXTREMEは、5基のPCIe x16スロットを備え、4-Way SLIがサポートされているほか、外付け・内蔵の2通りで使えるOC用コントローラ「OC Panel」や、Mini PCIeカードによるIEEE 802.11ac準拠無線LAN/Bluetooth 4.0といった機能も搭載されている。

　 Z87やH87を搭載したGIGABYTE製マザーボードの新モデル。

　搭載デバイスはほぼ共通で、GPU内蔵CPU向けHDMI/DVI/VGA出力、7.1chサウンド、1000Base-T LANなど。

　 Haswell版Xeon向けチップセット「Intel C222」を搭載したマザーボードが初登場。メーカーはIntel。

　サーバ・ワークステーション向けCPUのHaswell版Xeonについては、一部メーカーがデスクトップPC向けLGA1150マザーでの対応をうたっているが、正式対応したマザーが登場したのは初めて。

　現時点でのチップセットのラインナップはIntel C222、C224、C226の3種類。デスクトップPC向けと同様、CPU側にPCIe 3.0やメモリといったインターフェイスが搭載されているため、チップセットは主にストレージや入力デバイスなどとのI/Oを担当する。

　3モデル共通で備える機能・インターフェイスはPCIe 2.0、6Gbps SATA、USB 2.0/3.0などで、最上位のC226は6Gbps SATAを6基、USB 2.0/3.0を計14基装備している。最下位のC222の場合は6Gbps SATAが2基、USB 2.0/3.0が計10基。

　このほか、C226のみCPU内蔵GPUによるグラフィックス機能をサポートするなど、モデルによる違いがある。C222とC224は、レガシーインターフェイスのIDEがサポートされているのも特徴。

　S1200V3RPSは、そのC222チップセットを搭載したmicroATXフォームファクタのLGA1150マザー。CPUはTDP 95WまでのXeon E3-1200 V3シリーズに対応する。

　スロット数はPCIe 3.0 x8×1、PCIe x8×1、PCIe x4×1、PCIe x1×1、DDR3 DIMM×4（最大32GB、ECC/Unbuffered DIMMサポート）。主な搭載機能・インターフェイスはVGA（2D Videoコントローラ搭載）、Gigabit Ethernet（2ポート）、6Gbps SATA（2ポート）、3Gbps SATA（4ポート）、Intel RST（RAID 0/1/10/5)、USB 2.0/3.0。

　ちなみに、デスクトップPC向けLGA1150マザーで、Haswell版Xeonへの対応がうたわれている製品はASRockやGIGABYTE、MSIなどから発売されている。

　 ASUSのXeon対応X79搭載ワークステーション向けマザーボードの新モデル。

　LGA2011版Xeon向けのモデルで、フォームファクタはSSI-CEB(30.48×26.67cm)。Xeonのほか、LGA 2011対応のCore i7も使用可能。

　PLXのブリッジチップPEX8747を2基搭載することでPCI Express x16(動作x16レーン)×4基構成でのSLIやCROSSFIRE環境を構築可能になっており、拡張スロットは全てPCI Express x16形状。青いスロットがx16動作、黒いスロットがx8動作となっている。

　主なオンボードデバイスはデュアル1000Base-T LAN(Intel I210)、IEEE 1394、eSATA、USB 3.0、8chサウンドなど。

　 ショップが独自に水冷化したGeForce GTX 780ビデオカード。水冷仕様のGeFoece GTX 780はこれが初めて。

　この製品はオリオスペックが独自に水冷化した製品で、標準モデルはZOTAC製カードを用いたもの。販売は受注扱いで、納期は約5日後。注文時に他のメーカーのカードを指定することも可能という。

　使用されている水冷ヘッドは、GeForce GTX TITAN用のEK Water Blocks製「EK-FC Titan」が用いられている。なお、EK-FC Titanは、GTX 780カードが登場する前に発売されたものだが、GTX 780への対応も正式にうたわれている。互換性表では、ZOTACのほかASUS、EVGA、GIGABYTEなどのカードにも対応するとされている。

　なお、水冷キットを装着することで実質的に「カードの改造」となるため、カードメーカーの保証はなくなる。保証については、同店による10日間の保証がつくとのこと。また、「製品は水冷化した状態で動作チェックを行なってから出荷する」としている。

　 メモリ容量4GBのGeForce GTX 770ビデオカード。メーカーはZOTAC。

　アクションゲーム「Splinter Cell」のダウンロードクーポンが同梱されている。

　 1枚で8番組同時録画が可能というプレクスのデジタルチューナーカード。

　複数カードを併用することで、多番組録画を実現できる製品は既にあるが、1枚だけで8番組、というのは稀。PCI Express x1対応でLowProfile対応、というカードの小型さも特徴。

　PX-Q3PEは、地上デジタル放送とBS/110度CSデジタル放送に対応、8つの番組を同時に録画できるというLowProfileサイズのPCI Express x1カード。同時録画の最大数は、地デジ放送×4、BS/CS放送×4。同時視聴についても、「4番組同時視聴時の必要CPUパワー」として「Intel Quad Core 2.66GHz以上推奨 / AMD Quad Core 3.0GHz以上推奨」と例示しており、少なくとも4番組の同時視聴ができるものと思われる。

　カードには、地デジ放送とBS/CS放送のチューナーが各4基分搭載。アンテナ線の分配回路も搭載しており、地デジ1本、BS/CS1本の2本のアンテナ線をつなぐだけで8番組の受信ができる。また、地デジ用のブースターチップも搭載しており、電波が弱い地域でも受信が可能としている。ブースターは感度が調整でき、ユーザーの環境にあわせた設定も可能という。

　　なお、「8番組対応」という言葉のイメージとは裏腹にカードサイズはかなり小型。付属ブラケットを利用することでLowProfileスロットでも利用できる。また、カード側面にはICカードスロットらしき部品も付いているが、これの詳細は不明。対応OSはWindows 8/7/Vista/XP。

　なかなか面白そうな製品だが、視聴/録画に必要なB-CASカードが付属せず、視聴/録画用ソフトやマニュアルもないため、普通に使うと利用できないものと思われるので要注意。ソフトについてはWindows Media Centerが推奨されており、ドライバ類もWebサイトで公開されているが、マニュアルはWebサイトにも掲載されていない。

　プレクスでは初回出荷数を「1,000台」としており、次回の出荷時期や出荷数は未定という。

　 MP3機能を内蔵した小型スピーカーの新モデル。

　Bluetooth/USB/アナログ接続に対応したスピーカーで、バッテリーも内蔵している。MP3プレイヤー機能はMicro SDカードに入った音楽データを再生できるもので、本体底部にMicro SDカードを備えている。

　カラーはラバーブラック、パールブラック、コーラレッドの3色。

　 Thunderbolt接続のHDD外付けケース。3.5インチ/2.5インチSATAドライブを4台搭載可能で、Thunderboltのデイジーチェーンにも対応している。

　対応OSはMac OS(10.7以降)/Windows 7/8。RAIDにも対応しているが、現状使用できるのはMac OSのみで、「Windowsはメーカーがユーティリティソフトを公開した後に使用可能になる見込み」(ショップ)とされている。本体はRAID 0/1/10 JBODなどをサポートしている。

　 アルミ製フロントパネルを採用した5インチベイ搭載型前面コネクタ。メーカーはAkasa。

　コネクタはUSB 3.0が2つ、USB 2.0が4つ、eSATAが1つ用意されている他、カードリーダーを搭載している。

　 「本物の真空管を使っている」(Jan-gle 3号店（ブロックC1-[e5]）)という真空管型USBメモリの新モデル。容量は16GB。

　アンティーク調デザインの製品で、従来モデル同様、PCに接続すると赤く光るギミックを備えている。ただし、従来モデルは常時点灯したが、今回のモデルは接続後数秒で消灯するものとなっている。

　この他に、「同じ制作者による製品」という、機械式時計の内部をイメージしたデザインのUSBメモリ(16GB)も同時に発売されている。

　 LightningとDockコネクタを搭載したiPhone 5/iPhone 4S向けカードリーダー。

　「アプリケーションを利用することで、iPhoneでSDカードまたはmicro SDカードをストレージとして使用できる」(三月兎2号店)と説明しているが、「利用するためのアプリケーションは現在調査中」(同)とのこと。

　この他、Lightningコネクタ付近にmicro USBコネクタが用意されているが、「PCに接続しても何も反応せず、用途は不明」(同)としている。

　 レンチ型スマートフォンスタンドのカラーバリエーションモデル。

　これまでレッドのみ発売されていたが、新たにブラック、ホワイト、ブルー、グリーンの4色が発売されている。

　 フレキシブル/クリップ固定タイプのスマートフォンスタンド。

　スマートフォン固定部分はクリップ式で、取り外して付属の吸盤固定の小型スタンドに取り付ける事もできる。

　 釘をモチーフにデザインされたスマートフォン/タブレット向けのスタイラス。

　本体はシリコン製で、本物の釘とは違いディスプレイに傷つくことが無いないものとなっている。

　 ほぼクレジットカードサイズ、財布にも収納できるというスリムかつコンパクトなモバイルバッテリー。バッテリー容量は1,000mAh（3.7V）。

　この製品は、厚さがわずか4.5mmという薄型のバッテリー。サイズはほぼクレジットカード大で、厚さもちょうどクレジットカード5〜6枚分。バッテリー容量は少な目だが、財布やシャツのポケットなどに入れてもかさ張らないのが便利といえる。重量は35g。

　本体には、出力端子と充電用USBケーブルが装備。出力端子は、付属のケーブルとアダプタ（4種類）を繋げることでMicro-USB、Mini-USB、Lightningコネクタ、Dockコネクタに変換できる。充電用USBケーブルは、本体から引き出して使用する。

　また、USBメモリとしても使用できる。メモリ容量は4GB。

　内蔵バッテリーはリチウムイオンで、バッテリーの充電時間は約3時間。出力は最大600mA、入力は最大500mA。

　 準天頂衛星「みちびき」にも対応、Bluetooth 4.0対応のスピード/ケイデンスセンサーとも連携する自転車向けGPSロガー。メーカーはMobile Action。

　GPSロガーのほか、iPhoneなどと組み合わせて使用できるBluetooth 4.0対応のスピード/ケイデンスセンサーも発売されている。

　　みちびき対応のGPSロガーとしては、3月に登場した腕時計型の「GT-900シリーズ」があるが、今回はその自転車向けモデル。

　本体の形状が異なる以外、両者の仕様はほぼ共通。CSRのBluetooth 4.0 LEチップ「CSR1000」やGPSチップ「SiRFstarIV」を採用することで省電力性を高めたほか、IPX7クラスの防水性も備えている。

　搭載センサーはGPSのほか、Gセンサー、デジタルコンパス、気圧高度計など。オプションのケイデンスセンサーや心拍計とも連携でき、これらを総合的に使ったサイクルコンピュータとしても利用できる。

　本体サイズは65×42×17.3mm。ディスプレイサイズは1.4インチ（128×128ドット）。PCとの接続インターフェイスはUSB 2.0（Micro USBポート）。電源は内蔵のリチウムイオンバッテリー（容量650mAh）で、充電はUSB経由で行なう。付属品はサイクル用マウント、USBケーブル、ソフトウェアCDなど。

　一方のケイデンスセンサーのCS-20は、自転車運転時のケイデンス（ペダルの回転数）とスピードを検知できるセンサー。使用時は自転車のチェーンステー（ペダルと後輪との間にあるフレーム）に装着する。

　端末との接続インターフェイスはBluetooth 4.0 LEで、GT-820シリーズなどのほか、iPhoneなどのiOS端末と組み合わせることも可能。対応のサイクル用アプリを導入することで、走行距離や平均スピードなどのログを取ったりすることができる。対応アプリは、CS-20の製品情報サイトでも紹介されている。

　 月額945円でLTEデータ通信と公衆無線LANが利用できるというビックカメラオリジナルのSIMカード。利用するには別途プラン申し込みが必要。

　この製品は、NTTドコモのLTE/3Gネットワークが利用できるデータ通信専用のSIMカード。別途用意したSIMロックフリー端末に装着することで通信が行なえる。

　LTEエリア内の最大通信速度は上り37.5Mbps、下り112.5Mbpsで、月間通信容量を超えると上下最大200kbpsへと制限される。また、手動によるLTE/3G、200kbpsの切り替えも可能。

　用意されたプランは、月間通信容量（LTE通信が可能な月間容量）が500MBの「ミニマムスタートプラン」、2GBの「ライトスタートプラン」、2GBで最大3枚のSIMカードが使える「ファミリーシェアプラン」の3種類。

　ファミリーシェアプランについては、2GBの通信容量を最大3枚のSIMカードで分けて使用できるもので、6GB（2GB×3）になる訳ではないので要注意。

　このほか、追加料金なしで公衆無線LANサービス「Wi2 300」が利用できる点も大きな特徴。Wi2 300は、空港、駅、マクドナルドなどで無線LANが利用できるサービスで、無線LAN規格はIEEE 802.11n（最大300Mbps）に対応。サービス提供エリアは、Wi2 300のサイトで確認できる。

　なお、SIMカードは、インターネット接続サービス会社のIIJ（インターネットイニシアティブ）が提供している通信サービス「高速モバイル/D」がベースとなっており、対応端末も同社Webサイトで確認できる。

　 ペン型ボイスレコーダーの新モデル。リモコン付き。

　 回転式キャップを採用したUSBメモリのような外観のビデオカメラ。メーカーはサンコー。

　 IEEE 802.11ac(ドラフト)に対応したアイ・オー・データの無線LANルーター。

　無線LANのスループットは506Mbps。

　 防水・防塵をうたうシリコン製のUSBテンキー。発売元は上海問屋。

　 Noctua製14cmファンのPWM対応モデル。

　回転数は300〜1,500rpmで、最大回転数を1,200rpmに制限するためのケーブルも付属している。

　 アビー製タワー型ケースの新モデル。ATXフォームファクタ対応のsmart J07Rシリーズと、microATXフォームファクタ対応のsmart J08Rの2シリーズが発売されている。

　両モデルともカラーはブラック、シルバー、レッド、ブルーの4色で、外装の表面処理はアルマイト（シャーシは塗装）。

　 青色低減モードを備えた三菱電機製27インチ液晶ディスプレイ。

　液晶パネルはTN/ノングレアタイプで、解像度は1,920×1,080ドット。スピーカー内蔵で、入力端子はHDMI、DVI-D、VGAを各1基装備。

　 インターネットTV/ラジオソフトが自動で起動するソフト入りUSBモジュール。

　 接続したUSB機器の電源をON/OFF切り替えられる電源スイッチを搭載したアダプタ。メーカーはアイネックス。

　 シャワーヘッドのような形をしたUSB接続LEDライト。発売元は上海問屋で、アーム部分はフレキシブルタイプになっている。

　 USB接続顕微鏡の新モデル。最大倍率は200倍。