今週見つけた主な新製品　(2013年8月3日)

　 DDR3-3100(PC3-24800)に対応した現最高速のメモリ。メーカーはAVEXIRで、販売されているのは4GBモジュールの2枚セット。

　デスクトップPC向けDDR3メモリの最高クロックは、7月上旬に大台のDDR3-3000へ到達したばかりで、それから1ヶ月足らずで再び更新された形。

　主なスペックは、レイテンシが12-14-14-35、動作電圧が1.65V。対応マザーの情報は特に公開されていないが、パッケージには「For Z87 Haswell only」と記されたシールが貼られている。

　 オーバークロック仕様のGIGABYTE製GeForce GTX 780ビデオカード「GV-N780OC-3GD」の新リビジョンモデル。メーカーはGIGABYTE。

　従来モデルとの主な違いは、電源のフェーズ数が6から8に強化された点など。

　 オーバークロック仕様のInnoVISION製GeForce GTX 760ビデオカードの新モデル。

　今年6月に発売された「N760-3SDN-E5DSX」のマイナーチェンジモデルで、従来モデルとは基板の色などが異なっている。動作クロックはコア1,006MHz(ブースト時1,059MHz)/メモリ6,008MHzで、搭載メモリはGDDR5 2GB。

　 ファンレス仕様のGeForce GT 630ビデオカード。メーカーはLeadtek。

　搭載メモリはDDR3 2GBで、クーラーは1.5スロット占有タイプ。

　 USB 3.0接続のエスケイネット製HDMIビデオキャプチャアダプタ。

　フルHD(1080p/60fps)の映像を圧縮すること無くキャプチャ可能。また、HDMI出力を備え、入力映像をパススルー出力する機能も備えている。

　なお、PC側のUSB 3.0コントローラーはIntel製またはRenesas(NEC)製が推奨されており、「Etron製、Fresco Locig製、VI製のコントローラは動作対象外」(付属マニュアル)とされている。

　 フルHD(1080p)対応USB接続Webカメラの新モデル。メーカーはロジクール。

　H.264エンコーダーを搭載したモデルで、センサーは300万画素。マイクはステレオ対応。

　 NUCマザーで2.5インチSATA SSDが使えるようになるキット。ProjectMブランド（アユート）の製品として販売されている。また、BUY MORE秋葉原本店では同製品を使ったデモ機の展示が行われている。

　この製品は、「D53427RKE」などのIntel製NUCマザーボードに、2.5インチのSATA HDD/SSDを接続できるようにするキット。

　NUCマザーにはSATAコネクタがなく、内蔵ストレージにはmSATA SSDを用いるしか手段がないが、この製品を使うことでマザー上のmSATAスロットをSATAコネクタに変換できる。

　製品の内容は、mSATAスロットに接続するハーフサイズのSATAコネクタ変換基板と、基板をフルサイズに延長する金属パネル、取り付け用ネジ、USB−SATA電源変換ケーブルの4点。

　電源変換ケーブルは、マザー上のUSBピンヘッダをSATA電源コネクタに変換するもので、別途電源を用意しなくてもドライブに電源が供給できる。

　IntelのNUC自作キットや既存のNUC対応PCケースにはドライブベイがないため、この製品を使っただけではドライブは内蔵できないが、“まな板”と併用したり、一時的にドライブを接続したりするなど、色々と利用できそうだ。

　秀逸なのが、BUY MORE秋葉原本店が展示しているデモ機。アビーのキューブタイプNUCケース「acubic NE04」に、この製品とD53427RKE、さらにプレート型のドライブベイを組み込むことで、2.5インチSSDの内蔵を実現している。

　acubic NE04は、標準ではドライブベイは非搭載だが、他のNUCケースよりも高さがあり、内部スペースに余裕がある。そこで、内部の中段あたりにプレート型のベイを装着、SSDの内蔵を可能にした、というわけだ。

　ただし、このベイは、「元店員M氏」ことProjectMの森田氏がデモ用として製作したもので、現時点では製品化や販売の予定はないとのこと。

　また、acubic NE04にD53427RKEを搭載すると、フロントUSBポートの位置が合わず、使用できなくなるので要注意。

　 9.5mm厚の2.5インチHDDでは最大容量となる容量1.5TBのHDD。メーカーはHGSTで、販売されているのバルク品。

　9.5mm厚の2.5インチHDDは、これまで容量1TBが最大だったが、それが初めて店頭販売されたのは2011年6月下旬。最大容量が更新されたのは実に2年1ヶ月ぶりとなる。

　今回の製品のスペックは、インターフェイスが6Gbps SATA、バッファ容量が32MB、ディスク回転速度が5,400rpm、最大内部転送速度が998Mbit/s（124.75MB/s）など。消費電力はスタートアップ時5W、リード/ライト時1.6W、ローパワーアイドル時0.5W。動作音量はアイドル時25dB、シーク時27dB、本体サイズが9.5×70×100mm、重量が118gとされている。

　なお、15mm厚の2.5インチHDDなら2TBモデルが発売済み。7mm厚では1TBモデルが先月登場している。

　 mSATA接続のSSDをキャッシュとして利用できる2.5インチSATA-HDD×4台用の外付けケース。メーカーはDroboで、発売元は国際産業技術。

　この製品は、SSDをキャッシュとして追加実装できる「Data-Aware Tiering」機能を備えたHDDケース。頻繁に読み込まれるデータをmSATA SSDに移動することで、速度が向上するという。ちなみに、発売元の国際産業技術は、この機能を利用したパフォーマンステストの結果を同社Webサイトに公開している。

　この他、異なる容量のHDDを混載してもRAID 5/6相当の冗長化ができる独自のRAID技術「Beyond RAID」に対応している点も特徴。

　PCとの接続インターフェイスはUSB 3.0とThunderbolt×2。

　 2.5インチSATAドライブ用3.5インチベイマウンタの新モデル。

　 書き込み禁止スイッチを備えたPQI製のUSB 3.0メモリ。容量は32GB/16GB。

　 ソニーが海外で発表した6.4インチの大型スマートフォン「Xperia Z Ultra」の3G対応モデル。カラーはブラックモデルとホワイトモデルの2種類。

　Xperia Z Ultraは、フルHD（1,920×1,080ドット）の6.4インチディスプレイを搭載した薄さ6.5mmのスマートフォン。

　CPUはクアッドコアのSnapdragon 800（2.2GHz）、メモリは2GBとハイスペックなことが特徴で、デバイスもGPS、NFC、Bluetooth 4.0、ANT+、8メガピクセルのカメラなど多数を搭載。IP55/IP58の防水防塵機能も備える。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/ac対応で、OSはAndroid 4.2で、重量は212g。

　また、ユニークなのが鉛筆やボールペンなども使えるという手書き入力機能。海外で行われた発表会では、手書き入力の日本語対応もうたわれており、面白い使い方もできそうだ。

　なお、今回入力したのは「3G対応」（ショップ）とされるもの。箱の側面には「GSM/GPRS/EDGE 850/900/1800/1900＆UMTS/HSPA Bands 1/2/4/5/8」と書かれているだけで、LTEに対応するような表記は見当たらない。技適マークの有無も未確認。

　 Sony Mobile製スマートフォン「Xperia SP」のレッドモデル。

　スペックは今年5月に発売されているホワイト/ブラックモデルと変わりない。

　 恵安ブランドの7インチタブレットの新モデル。搭載CPUなどの異なる3製品が発売されている。

　搭載CPU/ディスプレイ解像度/OSは、上位のM706SがATM7029 1.2GHz動作品(クアッドコアCPU)/1,024×600ドット/Android 4.1、中位のM704S PROがRK3066 1.6GHz動作品(デュアルコア)/1,024×600ドット/Android 4.1、下位のM703S JP2がRK2928 1.2GHz動作品(シングルコア)/800×480ドット/Android 4.2。なお、M704S PROは「広視野角」(恵安)をウリとするFFS液晶を採用している。

　メモリ容量が1GB、ストレージ容量が8GBといった点などは3モデル共通。

　 NokiaのWindows Phone 8搭載スマートフォン「Lumia 925」向けの派手なケース。

　ケースがきらきらと輝く派手な見た目となっており、デザインや色の違いで計5製品が発売されている。

　 Mac Bookなどで採用されている「MagSafe」向けの変換アダプタが付属した大容量モバイルバッテリー。メーカーはテックで、容量は23,000mAh。

　今年3月に発売された「テック TMB-23K」のバリエーションモデルで、USB出力ポート×2やDC出力端子(5V/9V/12V/16V/20V対応、手動切り替え)、電池残量や出力電圧を表示するための小型ディスプレイなどが搭載されている。

　 ソーラーパネルを備えたレジャーバッグ。

　販売店のイケショップ 駅前店（ブロックD2-[e6]）によると、「内部は防水仕様で、5Vで動作するエアポンプを用意すれば、釣った魚を持ち帰ることなどにも使える」としている。

　 USBメモリやmicroSDカードをワイヤレス化するアダプタ。メーカーはラトックシステム。

　USBポートを1つ備えており、接続したストレージ機器に無線LAN経由(IEEE 802.11b/g/n)でアクセスできる。スマートフォンからアクセスする際は、専用アプリ「WiDrawer」を利用する仕組み。

　また、「インターネットブリッジ機能」を備えており、スマートフォンでストレージ機器にアクセスしつつ、インターネットの利用が可能になっている。

　本体はバッテリーを搭載していないため、別途USB給電する必要がある。付属品はmicroSDカードを接続するためのUSB変換アダプタなど。

　 ガラステーブルの上でも操作できるというロジクール製ワイヤレスマウスの新モデル。

　搭載センサーはレーザー式で、解像度は1,000dpi。無線は同社のUnifyingテクノロジーに対応している。

　 実売2千円以下の子供向けUSBキーボード。発売元は上海問屋。これまでに登場している子供向けキーボードは5千円前後のものが多く、それらに比べるとこの製品は安価。

　今回の製品では、一般的なキーボードより大きい2cm角のキーを採用。キートップに刻印されている文字も大きく、発売元の上海問屋は「キーが探しやすいので、子供だけではなく高齢者にもお勧め」とアピールしている。

　カラフルなデザインも特徴。メインキーはグリーン、母音の「A」「I」「U」「E」「O」キーとカーソルキーはパープル、数字キーはオレンジなど、キーの種類によって色分けされている。

　なお、配列は英語で、かな刻印や「半角/全角」「変換」などのキーはない。

　 最大18基の12cmファンが搭載できる水冷用ラジエーター「Watercool MO-RA3 420 PRO stainless steel」を縦置きするためのスタンド。発売されたのはアクリル製の透明モデル。

　 イルミネーションパーツを取り付ける事ができる水冷フィティング。メーカーはMONSOON。

　フィティング本体は直角に曲がったタイプのモデルで、片側に専用のイルミネーションパーツを取り付ける事が可能。本体カラーはレッドで、G1/4対応。

　別売りのイルミネーションパーツは、同社のフィティングと組み合わせることで、直接水冷チューブ内を照らし出せるもの。使用時は水冷チューブ自体が発光しているように見せることが可能になっている。今回発売されたモデルは赤く発光するタイプのもの。

　 静音性重視のアビー製アルミATXケース「AS Enclosure M5」の復刻モデル。

　従来モデルとの主な違いは、5インチベイ用のSolid Bezelやアルミ削り出しインシュレーターを搭載した点、USB 3.0対応になった点、5インチベイ1段に2.5インチSSD/HDDを2台搭載できるマウンタが付属した点など。

　「生産台数は限定50台」(メーカー)とのこと。

　 2Uラックマウント対応で、実売価格が9,980円と安価なmicroATXケース。メーカーはiStarUSA。

　同社Webサイトの製品情報では、3.5インチシャドウベイは2基とされているが、パソコンハウス東映によると「3.5インチシャドウベイは4つある」とのこと。搭載ベイはこの他に、5インチ×1を備えている。拡張スロット数は4(LowProfileサイズ)。

　なお、木製のフロントパネルを採用した姉妹モデル「D-213-MATX-WB」は今年5月に発売されている。

　 Haswell Xeon対応のPC自作キット。メーカーはLeadtek。取扱店のツクモパソコン本店IIでは受発注品扱いで販売されており、「納期は注文時から2週間後」(ショップ)とされている。

　WinFast WS700は、ミドルタワーケースに、Intel C226チップセット搭載LGA1150マザーボードと、容量500Wの80PLUS BRONZE電源を組み込んだPC自作キット。Xeon E3-1200 v3ファミリやCoreシリーズなどのCPUが搭載可能で、同社は「エントリーワークステーション向け」とうたっている。

　なお、同店に入荷したサンプルには、ASRock製マザー「C226 WS」が搭載されているのが確認できた。

　本体には5インチのスーパーマルチドライブが搭載済みで、CPU、メモリ、HDDは非搭載。メモリスロットはDDR3 DIMM×4（Unbuffered、最大3GB）を、ドライブベイは5インチ×4（1基使用済み）、3.5インチ/2.5インチ×1、3.5インチ/2.5インチシャドウ×5（ホットスワップ対応）を備える。本体サイズは幅205×高さ450×奥行き500mm。

　なお、同店では、Sandy Bridge-EPのデュアル構成が可能なモデル「WinFast WS1000」「WinFast WS2000」の受注販売も行なわれている。

　ただし、キット単品での販売は不可で、他のパーツを組み込んだ形で販売するとしている。キットの価格は、WinFast WS1000が198,000円、WinFast WS2000が398,000円。

　 青色低減モードを搭載した三菱電機製21.5インチ液晶ディスプレイの新モデル。

　解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)で、液晶パネルはTNを採用。

　今年4月に発売された「RDT223WLM(BK)」との主な違いは、省エネルギー基準(国際エネルギースタープログラム)を満たしている点など。

　 Android搭載スマートフォンともマウス・キーボードの共有ができるUSBリンクケーブル。メーカーはラトックシステム。

　この製品は、別途USBホストケーブルを利用することで、Android搭載スマートフォンとPC間でマウス・キーボード、クリップボードの共有が行えるようになるリンクケーブル。利用するには、スマートフォン側に専用アプリ「KMShare2」をインストールする必要があり、スマホ - PC間の切り替えはキーボードでAlt+Sを押して切り替える仕組み。

　なお、共有できるのは前述のマウス・キーボード、クリップボードの内容(テキストデータ)のみとされている。

　また、PC側にファイルコピーソフト「GO!Bridge」をインストールすることで、PC -Android間でのファイルのコピーも行なえるという。

　対応するAndroidスマートフォンはGALAXY SIII、GALAXY SIIなどが挙げられている。

　 USBコネクタ直結式LEDライト「ピーワーク ピカリと光る！USB目玉ライト」のカラーバリエーションモデル。カラーはオレンジとグリーンの2色。

　スティック状のモバイルバッテリーに装着すると「懐中電灯」のような使い方ができる。