今週見つけた主な新製品　(2014年2月15日)

　 Bay Trail-Dを搭載した安価なマザーボード。メーカーはGIGABYTEで、実売価格は9,800円前後。

　この製品は、デスクトップ向けのBay Trail-DことCeleron J1000シリーズを搭載したMini-ITXマザー。

　搭載CPUは2コア/2スレッドのCeleron J1800。1月に登場したSUPER MICROの「X10SBA」が搭載していたCeleron J1900（4コア/4スレッド）の下位モデルだが、クロックはCeleron J1800の方が高く、またマザーの実売価格が1万円を切るという手頃さや、ファンレス仕様も魅力。

　ただ、X10SBAは4基の6Gbps SATAやmSATAを装備するなどストレージインターフェイスが豊富だったが、今回の製品は2基の3Gbps SATAを備えるのみ。高速SSDの接続や、大容量ストレージの構築を考えている人は要注意。

　Celeron J1800の主なスペックは、クロックが通常2.41GHz、ターボ時最大2.58GHz、キャッシュ容量1MB、最大TDP 10W。搭載GPUはHD Graphicsで、GPUクロックはベース688MHz、最大792MHz。

　マザーボードに搭載されるスロット数はPCIe x1×1、Mini PCIe×1、DDR3/DDR3L SO-DIMM×2（最大8GB）。ただし、Mini PCIeスロットについては「USB Bluetooth信号をサポートしない」とされている。

　主な搭載機能はHDMI、VGA、1000Base-T LAN、3Gbps SATA（2ポート）、USB 3.0（I/Oパネル部1ポート）、USB 2.0（I/Oパネル部4ポート、ピンヘッダ2ポート）、7.1chサウンド。

　また、GIGABYTE独自の品質基準「Ultra Durable」への準拠が謳われており、寿命が5万時間というMOSFETを採用するほか、「新開繊クロス方式」のPCBによる防湿機能、静電気からの保護性能なども持つとされている。

　 PCI Express x1接続対応のGeForce GT 610ビデオカード。メーカーは玄人志向で、搭載メモリはDDR3 1GB。

　 mSATA SSDスロットを備えたSATA-RAIDカードを新モデル。メーカーは玄人志向。

　ポート数はmSATA×1、SATA×3(内部)。RAID 0/1をサポートするほか、SSDをHDDのキャッシュとして使用するHyperDuo機能にも対応している。搭載チップは88SE9230。

　付属品はLowProfile用ブラケット、ドライバCDなど。

　 mSATAスロットに装着して使用するmSATA - SATA変換カード。メーカーは玄人志向。

　 JMicron製コントローラを搭載した2.5インチSSDの新モデル。メーカーはA-DATAで、容量は256GB。

　パッケージによると、最大転送速度はリード430MB/s・ライト295MB/s。本体の厚みは7mmで、3.5インチベイ搭載用マウンタが付属している。

　 mSATA SSDを×2基搭載可能なSATA変換アダプタ。メーカーは玄人志向。

　2.5インチSATAストレージ形状の製品で、RAID機能を搭載。RAID 0/1のほか、JBODなどの動作モードもサポートしている。s

　 USB 3.0対応の3.5インチSATA-HDD用外付けケース。メーカーはユニットコム。

　PCカラーは4色で、電源連動機能付き。

　 SAMSUNG製Androidタブレット「GALAXY Tab3」の廉価モデル。入荷したのは海外直輸入品で、Wi-fi接続モデル。

　ディスプレイサイズは7インチで、解像度は1,024×600ピクセル。搭載CPUは1.2GHz動作のデュアルコアで、メモリは1GB。ストレージ容量は8GBで、32GBまでのMicroSDカードも利用可能。無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応している。バッテリー容量は3,600mAh。

　 被写体の自動追尾機能を備えたBluetooth接続の写真撮影用スタンド。Xperiaシリーズ用の純正アクセサリーで、海外からの直輸入品。

　被写体の「笑顔」を検知すると、自動で写真撮影を行うという専用のカメラアプリと組み合わせて利用する製品で、撮影時は被写体の位置に合わせて、スタンドの向きや角度が自動で調整されるという。対応機種はXperiaZ1/Z/Mなど。

　NFC対応で、NFC対応のXperiaではBluetoothのペアリングが容易に行える。

　本体は乾電池動作。

　なお、今回の製品の国内版は昨年からソニーのWeb通販で購入可能だったが、秋葉原の店頭では見かけていない。

　 容量2,600mAhのスティック型モバイルバッテリー。カラーはシルバーとピンクの2色が発売されている。

　 ThermalrightのCPUクーラーAXP-200/AXP-100のバリエーションモデル。

　フィンブレードがレッドのファンを搭載したモデルで、「数量限定」(代理店ディラック)とされている。

　基本的なスペックは2製品ともに通常モデルと変わりない。

　 Phanteksブランドの14cmファン。

　PWM対応(600〜1,200rpm)のPH-140XP_BK、1,200rpmで青色LEDを搭載したPH-140SP_BK_BLED、1,200rpmのPH-F140SP_BKの3モデルが発売されている。

　 恵安ブランドのmicroATXケース「KT-M19U3」シリーズの520W電源搭載モデル。

　450W電源を搭載モデルは先週に発売されている。

　 COOLER MASTER製ATXケース「CM690 III」向けの交換用サイドパネル。

　アクリル窓付きのオプションパーツで、アクリル部分は弱スモーク仕様とされている。

　 「将来向け」というマザーボード用28ピンコネクタを備えたAntec製ATX電源の新モデル。容量は850Wで、80PLUS PLATINUM認証を取得している。

　昨年4月に発売された「HCP-1000 Platinum」の低容量版で、HCP-1000 Platinum同様に28ピン(20ピン+8ピン)のマザーボード用電源コネクタを備えている。このコネクタは、「将来的に拡張が予想される、28ピンATX電源コネクタ仕様のハイエンドマザーボードに対応する」(代理店のリンクス)という。なお、28ピンATX電源コネクタを搭載するマザーボードについては、2014年2月現在も市場に登場していない。

　この他、12V出力の16ピンコネクタ(8ピン×2列)や、1台のPCで2つの電源ユニットを同時に使用できるという「OC link」コネクタなどを搭載する点も特徴。

　内部の電源ケーブルは着脱式。