今週見つけた主な新製品　(2014年4月12日)

　 Kabiniコアのソケット版APU「Athlon」/「Sempron」が搭載できるSocket AM1対応のMini-ITXマザーボード。メーカーはASUS。

　主な搭載デバイスはVGA/DVI/HDMI出力、1000Base-T LAN、8chサウンド、USB 3.0など。シリアルポートも搭載している。

　なお、Socket AM1マザーボードではAPUにチップセットが内蔵されているため、マザーボード側にチップセットは搭載されていない。

　 Kabiniコアのソケット版APU「Athlon」/「Sempron」が搭載できるSocket AM1対応のMini-ITXマザーボード。メーカーはASRockで、ACアダプタ駆動にも対応した「AM1H-ITX」と、レガシーデバイスに対応した「AM1B-ITX」の2種類が発売されている。

　AM1H-ITXは、ACアダプタおよび24ピンATX電源での動作に対応した製品で、主な搭載デバイスはDisplayPort・HDMI・DVI・VGA出力、7.1chサウンド、1000Base-T LAN、USB 3.0など。SATAポートは4基(うち2基はASMedia ASM1061コントローラー)と多く、Mini PCI-Eスロットも1つ備えている。

　AM1B-ITXは、パラレルポートやシリアルポート(ヘッダピン)などを備えた製品で、主な搭載デバイスはHDMI/DVI/VGA出力、1000Base-T LAN、5.1chサウンド、USB 3.0など。

　なお、両製品ともAPUにチップセットが内蔵されているため、マザーボード側にチップセットは搭載されていない。

　 Kabiniコアのソケット版APU「Athlon」/「Sempron」が搭載できるSocket AM1対応のMini-ITXマザーボード。メーカーはMSI。

　主な搭載デバイスはVGA/DVI/HDMI出力、1000Base-T LAN、7.1chサウンド、USB 3.0など。Mini PCI-Eスロットを1つ備えている。

　なお、Socket AM1マザーボードではAPUにチップセットが内蔵されているため、マザーボード側にチップセットは搭載されていない。

　 Windows 7 32bit/64bitに標準対応するBay Trail-D搭載のMini-ITXマザーボード。メーカーはASRockで、ファンレス仕様。

　この製品は、Bay Trail-DことデュアルコアCPUのCeleron J1800を搭載したマザーボードで、標準でWindows 7に対応するのが特徴。Bay Trail-Dマザーは対応OSがWindows 8.1/8のみとされている製品が大半で、初めからWindows 7への対応が謳われているものは珍しい。

　ちなみに、従来の製品でも、BIOSやドライバのアップデートによりWindows 7に対応するものもあるので、ユーザーは各メーカーのWebサイトなどをチェックしてみるとよいだろう。

　また、メモリについても標準電圧タイプ（1.5V）に対応。「低電圧タイプにしか対応しない他のマザーより高いメモリ互換性を提供する」（同社）とメリットをアピールしている。

　スロット数はPCIe x1×1、DDR3 SO-DIMM×2（最大16GB）。主な搭載機能・インターフェイスはHDMI、VGA、1000Base-T LAN、3Gbps SATA（2ポート）、USB 3.0（I/Oパネル部1ポート）、USB 2.0（I/Oパネル部3ポート、ピンヘッダ2ポート）、5.1chサウンド。

　また、独自機構として、過電流・雷・静電気からコンポーネントを保護するという「Full Spike Protection」や、防湿性を持つという「High Density Glass Fabric PCB」も採用されている。

　 B85チップを搭載したASUSのゲーミングマザーボード。フォームファクタはATX。

　この製品は、Intel B85チップセットを搭載したLGA1150マザーボード。同社のゲーム向けブランドであるR.O.G.シリーズの製品ではないものの、多くのゲーム向け機能を備え、R.O.G.マザーより安価なのが魅力。

　ゲーム向け機能としては、オンラインゲームでのレイテンシを低下させるというIntel I217-VチップによるGigabit Ethernet「GameFirst II」や、銃声や足音などのゲーム内サウンドをレーダー表示するという「Sonic Radar」などが搭載。

　また、USB/LANポートなどを通して侵入する静電気から保護するという「ESD Guards」や、EMIシールド・300Ωヘッドホン対応アンプ・ELNA製オーディオコンデンサなどを備えるというサウンド機能「SupremeFX」なども搭載されている。

　ただし、R.O.G.シリーズのLGA1150マザーにあったMini PCIe/M.2スロット基板「mPCIe Combo II」やSLIサポート、メモリのオーバークロック機能（MAXIMUS VI EXTREMEなどはDDR3 1600超をサポート）、11ac無線LAN/Bluetooth機能などは非搭載。

　スロット数はPCIe x16×2（1基はx4モードで動作、Quad CrossFireXサポート）、PCIe x1×2、PCI×3、DIMM×4（DDR3 1600/1333/1066、最大32GB）。

　主な搭載機能・インターフェイスはHDMI、DVI、VGA、1000Base-T LAN、6Gbps SATA（4ポート）、USB 3.0（I/Oパネル部2ポート、ピンヘッダ2ポート）、8chサウンド。

　 オーバークロック仕様のHIS製Radeon R9 280ビデオカード。搭載メモリはGDDR5 3GB。

　動作クロックはコア847MHz(ブースト時953MHz)/メモリ5,000MHz。

　 Radeon HD 5450を搭載したSAPPHIRE製のビデオカード。搭載メモリはDDR3 512MBで、ファンレス仕様。

　同社からは全く同じ型番の製品が2010年に発売されているが、今回入荷したモデルは「カード長が148mmのマイナーチェンジモデル」(ツクモeX.パソコン館)とされている。

　 外部2ポートタイプのUSB 3.0インターフェイスカードの新モデル。発売元は玄人志向で、搭載コントローラはEtron EJ168。

　 PlextorブランドのPCI Express接続SSD「M6e」の512GBモデル。

　M6eは、サーバーグレードをうたうMarvell製コントローラ「88SS9183」と、19nmプロセス製造の東芝製NANDフラッシュを採用したPCI Express 2.0 x2接続の拡張カード型SSD。128GBモデルと256GBモデルは3月末に発売されている。

　512GBモデルは同シリーズの最上位品で、公称値はリード770MB/s・ライト625MB/s。ランダムアクセス(4KB)の速度はリードが105,000IOPS、ライトが100,000IOPS。DRAMキャッシュはDDR3 1GBを搭載している。

　ブートに関しては、128GB/256GBモデル同様、従来のBIOSブートとUEFIブートの両方に対応している。ドライバレスで使用可能な点も変わりない。

　 監視カメラ向けをうたうSeagate製3.5インチHDDの4TBモデル。

　同社の「Surveillance HDD」シリーズに属するモデルで、監視ビデオ向けに最適化されたファームウェアが搭載されているほか、監視システムで記録が必要な時にすぐにドライブが使用可能状態になる「アイドル3電源設定」が備わっている。

　ドライブのディスク回転数は5,900rpmで、バッファ容量は64MB、MTB(平均故障間隔)は100万時間、動作時の平均消費電力は7.50W。

　 最大速度1,300MbpsがうたわれたIEEE 802.11ac対応の無線LANカード。メーカーはASUSで、接続インターフェイスはPCI Express x1。

　最大速度1,300Mbpsの無線LANカードは同社から「PCE-AC66」が昨年発売されており、今回の製品はその上位品にあたる。

　今回の製品ではIEEE 802.11n通信時にBroadcomの高速化技術「TurboQAM」が利用でき、11n通信時に最大600Mbpsの転送が可能。なお、TurboQAMを利用するには親機側も対応している必要があり、同社の無線LANルーター「RT-AC68U」が対応をうたっている。

　また、デュアルバンドに対応しており、5GHz帯のIEEE 802.11ac(最大速度1,300Mbps)と2.4GHz帯のIEEE 802.11n(最大600Mbps/TurboQAM利用時)が同時に利用できる。

　アンテナを3本持つ大型の外付けアンテナユニットが付属している。

　 税込4万円超の高級腕時計型スマートフォン。メーカーはOmateで、Bluetoothヘッドセットやシリアルナンバー入りキーホルダーも付属している。

　この製品は、1.54インチのIPS液晶パネル（240×240ドット）やデュアルコアプロセッサのMediatek MT6572（最大1.3GHz）、Android 4.2を搭載した腕時計型の端末。

　店頭で見かける中国製の腕時計型スマートフォンは、2万円台前半で販売されているものが多く、今回の製品はその約2倍と高価だが、その一方で機能が充実。通信規格としてGSM/WCDMAをサポートする（従来製品の多くはGSMのみ対応）ほか、防水性や高精細な500万画素カメラを備えるなど、他の製品以上に機能が充実している。

　なお、防水性能については、同社Webサイトの製品情報で「生活防水」などと紹介されているほか、濡れた指先でタッチ操作を行なっている写真なども掲載されている。

　ただし、東映無線ラジオデパート店によれば「性能はIP67相当だが、一度裏面カバーを開けると防水機能を果たさなくなる可能性がある」という。microSDカードスロットにアクセスする際は、裏面カバーを開ける必要がある（SIMカードスロットは本体側面からアクセス可能）。

　本体サイズは幅44.5×高さ14.9×奥行き44mm（リストバンド除く）、重量は105g（電池含む）。メモリ容量は512MB、ストレージ容量は4GB。バッテリー容量は600mAh。

　主な搭載機能・インターフェイスは、無線LAN（IEEE 802.11b/g/n）、Bluetooth 4.0、カメラ（500万画素、右側面に搭載）、microSDカードスロット、Micro USB、GPS、Gセンサー、電子コンパス、ジャイロスコープ。対応通信規格はWCDMA 2,100MHz、GSM 900/1,800MHz。SIMカードはmicroSIMタイプに対応する（前述のスペックは同店によるものも含む）。

　付属品はBluetoothヘッドセット、シリアルナンバー入りキーホルダー、充電ホルダー、USB-ACアダプタなど。

　ただし、同店は、各種通信機能や付属のUSB-ACアダプタについて「動作保証外」としている。

※4/11 16:00更新 裏面カバーを外してアクセスできるスロットはSIMカードスロットでは無く、microSDカードスロットだっため、修正いたしました。お詫びして訂正いたします。

　 GALAXY Tab PRO 10.1のLTE対応モデル。カラーはブラックとホワイトの2色。

　GALAXY Tab RRO 10.1は、2,560×1,600ドット/10.1インチディスプレイを採用したAndroid 4.4タブレット。通信機能以外の仕様は3月に発売されたWi-Fiモデルと同じで、搭載プロセッサはクロック2.3GHzのクアッドコアCPU、メモリ容量は2GB。ストレージ容量は16GBとなっている。

　主な搭載機能は、無線LAN（IEEE 802.11a/b/g/n/ac）、Bluetooth 4.0、microSDカードスロット（最大64GB）、GPS、リアカメラ（8メガピクセル）、フロントカメラ（2メガピクセル）など。LTEは、800/850/900/1800/2100/2600MHz対応とされている。

　 スタンドとしても利用できる取っ手が付いたiPad mini用ソフトケース。発売元は上海問屋で、カラーはブラックとレッドの2色。本体の素材は「EVA」(ショップ)とのこと。

　このほか、3つの取っ手と背面スタンドを備えたモデルも同時に発売されている。こちらのカラーはグリーンとオレンジの2色。

　 充電状況によってLEDの発光色が変わるスマートフォン向けのUSB充電ケーブル。

　Lightningコネクタ対応のホワイトモデルと、microUSBタイプのブラックモデルが発売されている。LEDは充電中は赤、満充電時は青に光る仕組み。

　 iPhone 5cに対応したバッテリー内蔵ケースの新モデル。容量は2,800mAhで、カラーはホワイト。

　 Lightningコネクタ側にハートマーク、USBコネクタ側に顔がデザインされた光るLightningケーブル。コネクタ部分がイエローのモデルと、ブラックのモデルの2製品が発売されている。

　 好きな角度に曲げて固定、スタンドのようにも使用できるMicro USBケーブルの新モデル。

　ケーブル長は19cmで、ケーブル部は金属製の蛇腹タイプ。

　ちなみに、パッケージは秋葉原駅の表札が上部にデザインされた変わったものになっている。

　 Xperia Z1向けの車載用充電クレードル。

　マグネット接続による充電に対応したクレードル。アタッチメントが付属しており、「ある程度の厚さのケースであればケースを装着したままでも固定可能」(ショップ)という。付属品はシガーソケット - USB変換アダプタ、接続用USBケーブルなど。

　 AC電源とシガーソケットの両方に対応したUSB変換アダプタ。発売元は上海問屋。

　USB出力ポートは2つ備えており、一方は最大2.1A出力、もう一方は1A出力が可能。

　上海問屋によると、設計上は240Vまで対応するように作られているが、100Vを超える電圧環境での使用は保証対象外とのこと。

　 クリップで固定する小型サイズのウェアラブルカメラ。メーカーはNarrativeで、海外からの直輸入品。

　この製品は、本体裏面にクリップがあり、ジャケットやシャツなどに固定して使用できる小型のウェアラブルカメラ。GPS内蔵で、撮影は30秒ごとに自動で実行されるため、ライフログカメラとして利用できる。

　カメラの画素数は500万で、内蔵ストレージ(8GB)に約4,000枚の写真が登録可能。撮影データはカメラをPCに接続すると、専用のクラウドサービスに自動アップロードされ、PCやスマートフォンなどで閲覧できる。

　本体にバッテリーを内蔵しており、動作時間は約2日間とされている。

　また、手動での撮影にも対応しており、本体をダブルタップすることで撮影が行える。

　本体サイズは36×36×9mmで、重量は約20g。

　 ファン込みで全高68mmの低背タイプCPUクーラー。メーカーはRAIJINTEK。

　搭載ファンは13mm厚の14cmファンで、主な対応CPUソケットはLGA115x/2011、Socket FM2+/AM3+など。代理店のアイティーシーによると、TDP180WまでのCPUに対応しているという。

　ベース部分は銅製で、本体はニッケルメッキ仕上げ。ファンの回転数は650〜1,400rpm(PWM対応)。風量は最大56.55CFM、ノイズは最大28dBAとされている。

　 厚さ13mmの薄型14cmファン。メーカーはRAIJINTEKで、カラーはレッド/ホワイト、ブラック/ホワイト、ブラック/ブラックの3タイプ。

　これら製品は、本体の厚さが13mmというスリムタイプの14cmファン。薄型14cmファンとしては、15mm厚のPROLIMA TECH製「Ultra Sleek Vortex 14」が発売済みだが、今回の製品はそれ以上に薄く、国内代理店のアイティーシーは「世界トップクラスのスリム型ファン」とアピールしている。

　本体サイズは幅140×高さ150×奥行き13mm。ファンの主なスペックは、回転数650〜1,400rpm（PWM制御）、風量44.43〜56.55CFM、風圧0.76〜1.24mm H2O、ノイズレベル28dBA。MTBF 40,000時間。防振タイプのゴム製プッシュピンとネジ（各4個）が付属する。

　ちなみに、RAIJINTEKは「以前より密かに巷で話題になっていた」（国内代理店のアイティーシー）というCPUクーラーメーカー。今週、同社からはAeolus αのほかに、トップフロータイプやサイドフロータイプのCPUクーラーが発売されている。

　 DeepcoolブランドのノートPC用クーラーの新モデル。発売元は上海問屋。

　14cmファン搭載/15.6インチノートPC対応のモデルと、20cmファン搭載/17インチノートPC対応モデルの2製品が発売されている。

　 フィンの外枠が連結されたユニークな形状のBlacknoise製12cmファン「NB-eLoop」シリーズの高回転モデル。

　同社はこの独特な形状について「非常にノイズが少ない、生物工学に基づくループ式ローター」と説明している。ノイズレベルについてはドイツの第三者試験認証機関であるTUVの認証を受けているという。

　回転数は2,400±10%で、動作音は34.29dBA。

　昨年12月にPWM対応モデルが発売されている。

　 「殻割り」後のAPUにCPU水冷ヘッドを取り付けるためのマウンタ。メーカーはEK Water Blocks。

　殻割り後のSocket FM1/FM2/FM2+対応CPUに、EK Water Blocks製のCPU水冷ヘッドを取り付けるためのマウンタで、取り付けネジはヒートスプレッダが取り外された分の厚みを考慮したサイズになっている。

　なお、APUの殻割りや水冷ヘッドの取り付けに関しては保証が無いので、注意が必要。

　 ベゼルの最狭部が12mmの27インチ/フルHD液晶ディスプレイ。メーカーはiiyama。

　XUB2790HS-B1は、上左右部分のベゼルが12mmの27インチ液晶ディスプレイ。薄型ベゼルのディスプレは、24インチなどでは複数モデルが発売されているが、「27インチで薄型ベゼルのモデルは珍しい」(BUY MORE秋葉原本店)という。

　採用パネルは1,920×1,080ピクセルのAH-IPSパネル(ノングレア)で、バックライトはホワイトLED。オーバードライブ機能を搭載しており、応答速度は5ms(GtoG時)。コントラストは1,000:1で、ACR機能使用時は5,000,000：1。輝度は250cd/m2。

　入力端子はDVI-D、HDMI、VGAの3系統。2Wのステレオスピーカーを搭載しているほか、イヤホン出力端子も備えている。VESAは100mm×100mmに対応。台座はピボット対応のものが採用されている。

　 “GIGABYTE版NUC”ことBRIXのIris Pro搭載モデル「BRIX Pro」のブラックカラーモデル。今回入荷したものは並行輸入版で、型番は国内で流通しているレッドカラーモデルと同じ。

　筐体カラー以外の基本仕様は国内版と同じで、CPUにデスクトップPC向けのCore i7-4770R(内蔵GPU Iris Pro Graphics 5200/3.2GHz動作)が採用、本体サイズは62×111.4×114.4mmと非常にコンパクトで、2.5インチドライブも1台搭載できる。

　主な搭載デバイスはMini DisplayPort・HDMI出力、1000Base-T LAN、IEEE 802.11b/g/n/ac無線LAN、Blueotooth 4.0、USB 3.0(前面×2、背面×2)など。

　付属品はACアダプタ、ドライバCDなど。

　保証期間は6ヶ月。