ボクたちが愛した、想い出のレトロパソコン・ゲームたち
MSX用のベストゲームとして挙げる人も多い「グラディウス2」
2017年6月20日 07:05
想い出のレトロパソコンやゲームを写真とともに振り返る本コーナー、今回紹介するのはMSX用ベストタイトルとして挙げる人も多い「グラディウス2」です。1987年に当時のコナミから発売されました。
1985年にゲームセンターに現れた「グラディウス」が爆発的な人気となり、さまざまなコンシューマ機やパソコンなどに移植されました。MSXにも登場しましたが、そのオリジナル続編となったのが「グラディウス2」です。
基本的なシステムは「グラディウス」と同じですが、各ステージ最後に現れるボスを倒して艦内に侵入しコアまでたどり着くと、条件次第ではパワーアップゲージが増える仕組みになっていました。更に、1面から初めて7面をクリアすると意外な事実が発覚し、今度は1面まで戻ることになる展開には驚いたものです。
家庭用ゲームということで、クリアまでのプレイ時間はシューティングゲームとしては長く、最強状態までパワーアップしても気を抜くとやられてしまう難易度だったため、最後まで緊張したプレイが楽しめたのも好印象でした。特に、レーザーを装備したまま復路の9面を始めて、レーザーを反射する敵にやられた人は多いはずです。
当時のコナミが独自に開発した音源チップSCCを搭載しており、奏でられるBGMが名曲揃いだったというのも心に残っています。同社の他タイトルカートリッジをスロット2に挿すと自機の形が変わったり裏技が使えるなど、ユニークな仕様も話題になりました。後に、X68000向けにリメイクされた「NEMESIS’90改」が発売されましたが、それについてはまた別の機会に取り上げたいと思います。