パワレポ連動企画

重量系ゲームに最適なビデオカードはこれだ！

【パワレポ連動：徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ（3）】

DOS/V POWER REPORT編集部
AKIBA PC Hotline!編集部

2016年10月3日 17:05

DOS/V POWER REPORT 2016年11月号

　こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年11月号」の総力特集「主要8ジャンルの人気・注目製品を一斉検証！徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ」を掲載する。

　第3回目では、ハイエンドモデルを中心にゲームの重量級タイトルや最近流行のVRゲームでどの程度の性能を発揮できるか検証してみる。ミドルレンジのビデオカードも前モデルより性能が向上しているが、重量級タイトルを最高画質で楽しむのなら、やはりハイエンド製品を選びたい。

　本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年11月号は全国書店、ネット通販にて9月29日(木)に発売。特別企画は、見た目も機能も結構違う？「“Anniversary Update”で何が変わった？ Windows 10最新事情」、わずかな掛け金で賢くリスク回避「知らないあなたはきっと損をしている！「パーツ保証制度」活用のススメ」、高価な機器を買わなくても雰囲気は楽しめる「スマホを取り付けるだけでめくるめく360°の仮想世界へ！激安VRグラス、こんなにあります」を掲載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY＋の本編「わがままDIY」も掲載だ。

　今号の特別付録は、2大小冊子「VRゲーム対応から多画面構築向きまでGeForce、Radeon搭載製品が勢揃い！最新ビデオカードカタログ 2016」と「持っててよかったが必ず見付かる自作力強化アイテム60」。あると便利なことがあるアイテムを一挙掲載。

-徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ-
重量系ビッグタイトルに最適なビデオカードはこれだ！

ハイエンドからミドルレンジまで新顔出揃うビデオカード編

　2016年はVR元年と言われているが、同時にGPUに大きな変革が到来した年でもある。

　AMD、NVIDIAの両メーカーともに新製品ラッシュが一段落した今、現行GPUの位置付けとパフォーマンスを、オリジナルクーラー搭載製品を通じて再度確認してみよう。

重量系ビッグタイトルに挑むなら

　3DMarkで高スコアとなったGTX 1080/ 1070は「ライズオブザトゥームレイダー」のような重量級ビッグタイトルを最高画質で遊ぶのに適している。下のグラフはトゥームレイダーで解像度フルHD設定時のフレームレートを比較したものだ。参考用として格下のGTX 1060も比較に加えたが、GTX 1060では辛うじてプレイ可能な平均60fpsを超えるものの、常時60fps以上を維持できないため、重いシーンではカクつきが目立つ。最高画質でもカクつきを排除するにはGTX 1070より上のGPUが必要だ。

　とくにGTX 1080のOCモデルは、WQHD解像度や高リフレッシュレートのゲーミング液晶と組み合わせると極上のゲーミング環境になる。逆にGTX 1060以下のGPUで快適に遊ぶには、解像度か画質設定を1段以上落とす必要がある。

ライズオブザトゥームレイダー

【VRに必要なビデオカードは？】

　HTC Vive上でやや重めのVRタイトル「theBlu」を動かしたときのフレーム処理時間を比較した。VRシステムでは1フレームあたり11ミリ秒で終えなければ90fpsを維持できない。グラフの縦方向が短く、青～緑の山が赤線を下回っていれば、高負荷なVRコンテンツでも余裕を持って表示できていることを示している。

　重めのVRゲームでもVR酔いをしたくなければ、GTX 1070クラスのGPUを導入するのがベターだ。

ビデオカード別フレーム処理時間比較（theBlu再生時）

用途別オススメ製品はこれだ！

【検証環境】

CPU：Intel Core i7-6700K（4GHz）
マザーボード：ASUSTeK Z170-A（Intel Z170）
メモリ：Micron Crucial Ballistix Sport BLS2K8G4D240FSA（PC4-19200 DDR4 SDRAM 8GB×2）
SSD：Intel SSD 750 SSDPEDMW400G4X1（PCI Express 3.0 x4、MLC、400GB）
電源：Corsair RM650（650W、80PLUS Gold）
OS：Windows 10 Pro 64bit版
ライズオブザトゥームレイダー：プリセットの“最高”を選択後にアンチエイリアスを“FXAA”に設定し、内蔵ベンチマークモードを使いフレームレートを測定したときの平均値
theBlu：HTC Vive 環境で「Reaf Migration」を再生し、3分過ぎに出現するクラゲの群れの中にいる際のフレームタイミングをViveの標準機能で測定、フレームレートは「Fraps」で測定

[Text by 加藤勝明（解説）、芹澤正芳（カタログ）]

【DOS/V POWER REPORT 2016年11月号は9月29日(木)発売】

★総力特集「主要8ジャンルの人気・注目製品を一斉検証！徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ」
★特別企画「“Anniversary Update”で何が変わった？ Windows 10最新事情」「知らないあなたはきっと損をしている！「パーツ保証制度」活用のススメ」「スマホを取り付けるだけでめくるめく360°の仮想世界へ！激安VRグラス、こんなにあります」
★連載「最新自作計画～9万円で作る今ドキMini-ITX PC～?」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツコンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツスペック＆プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録小冊子「VRゲーム対応から多画面構築向きまでGeForce、Radeon搭載製品が勢揃い！最新ビデオカードカタログ 2016」「持っててよかったが必ず見付かる自作力強化アイテム60」(雑誌のみ別途付録、電子版は巻末に収録)
★ 雑誌を買うと電子版（PDF）を無料ダウンロード可能
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める直販電子版月額プランも受付中
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