パワレポ連動企画

液晶でも“ゲーミング対応”が市場を牽引 ~液晶ディスプレイ編~

【パワレポ連動:徹底ベンチで分かった! 用途別ベストパーツ(21)】

DOS/V POWER REPORT 2016年11月号

 こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年11月号」の総力特集「主要8ジャンルの人気・注目製品を一斉検証! 徹底ベンチで分かった! 用途別ベストパーツ」を掲載する。

 第21回目からはゲーム向けを中心に液晶ディスプレイについて解説する。画面サイズや機能に注目しがちだが、長時間見続けるデバイスだけに、出来れば店頭で実物を確認して選びたい。

 本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年11月号は全国書店、ネット通販にて9月29日(木)に発売。特別企画は、見た目も機能も結構違う?「“Anniversary Update”で何が変わった? Windows 10最新事情」、わずかな掛け金で賢くリスク回避「知らないあなたはきっと損をしている!「パーツ保証制度」活用のススメ」、高価な機器を買わなくても雰囲気は楽しめる「スマホを取り付けるだけでめくるめく360°の仮想世界へ! 激安VRグラス、こんなにあります」を掲載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。

 今号の特別付録は、2大小冊子「VRゲーム対応から多画面構築向きまでGeForce、Radeon搭載製品が勢揃い!最新ビデオカードカタログ 2016」と「持っててよかったが必ず見付かる 自作力強化アイテム60」。あると便利なことがあるアイテムを一挙掲載。


-徹底ベンチで分かった! 用途別ベストパーツ-
液晶でも“ゲーミング対応”が市場を牽引 液晶ディスプレイ編


液晶でも“ゲーミング対応”が市場を牽引液晶ディスプレイ編

 今使っている液晶ディスプレイで十分映るので買い換えの予定はない、という人も多いことだろう。

 だがディスプレイ製品もゆっくりではあるが進化しており、過去のモデルとは明確な差が生まれている。

WQHDや4Kへシフト 付加価値も重視

 スマホでは有機ELパネルなどが出てきたが、PC用液晶ディスプレイに大きな技術革新はない。そのため業界全体がパネル解像度と付加価値向上に動いている。とくに2年前は10万円クラスだった4K液晶が下は5万円台とぐっと買いやすくなったのは見逃せない。ゲーマー向け製品では人気の中心がフルHDからWQHDに徐々にシフトしてきている。

解像度と広さは正義だ
解像度の高い液晶では、ドットピッチが同じなら左のように情報量を増やせる。あるいはドットピッチを狭めることではスマホのように文字表示の高品位化も可能だ。だがゲーム用途の場合、4Kでドット等倍表示にするとGPUの負荷も爆発的に増える点には注意が必要

 ゲーマー向けの製品と言えば、近年とくに多いのが付加価値を追求したモデルだ。少し前なら暗部強調や黒挿入によるチラつき低減が主力だったが、最近はG-SYNCなどのディスプレイ同期技術や高リフレッシュレート(1秒あたりの画面更新頻度。高いほど動きがなめらかになる)といった動きや表示のキレを重視した機能に注目が集まっている。

 ただゲーマー向け液晶を活かすには、映像入力インターフェースも高性能なものが必須だ。そのため上位製品ではDVIはほぼ絶滅し、DisplayPortをメイン、HDMIがサブ(一部機能を利用できないため)的な扱いの製品もめずらしくない。高性能液晶を購入する前に、PC側のビデオカードの出力仕様も見直してみよう。とくにHDMIで4K液晶に出力する際は、カードと液晶の双方がHDMI 2.0に対応していないとリフレッシュレートは30Hz止まりになる点に注意だ。

 さらに今回は製品が高額のため触れていないが、ディスプレイ自体が大きく湾曲している21:9のウルトラワイド液晶も増えてきた。

標準装備化が進むUSBハブ機能
ミドルレンジ以上の製品ではUSB 3.0のハブ機能もほぼ標準装備化している。入力デバイスやUSB接続のサウンドデバイスを接続するときに便利。PCからこれを通じて画質などを調整する機能を持つものもごく少数だが存在する
DVI入力は今では少数派
解像度やリフレッシュレートの高い液晶を駆動するにはDisplayPortかHDMI入力が必須だ。そのためDVIやDsub 15ピンは最初から搭載されない製品も増えてきた。とくに4KモデルやG-SYNC対応モデルではその傾向が顕著
インターフェースのバージョンをスペック表で確認

[Text by 加藤勝明]


DOS/V POWER REPORT 2016年11月号は9月29日(木)発売】

★総力特集「主要8ジャンルの人気・注目製品を一斉検証! 徹底ベンチで分かった! 用途別ベストパーツ」
★特別企画「“Anniversary Update”で何が変わった? Windows 10最新事情」「知らないあなたはきっと損をしている!「パーツ保証制度」活用のススメ」「スマホを取り付けるだけでめくるめく360°の仮想世界へ! 激安VRグラス、こんなにあります」
★連載「最新自作計画 ~9万円で作る今ドキMini-ITX PC~?」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツ コンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツ スペック&プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録小冊子「VRゲーム対応から多画面構築向きまでGeForce、Radeon搭載製品が勢揃い!最新ビデオカード カタログ 2016」「持っててよかったが必ず見付かる 自作力強化アイテム60」(雑誌のみ別途付録、電子版は巻末に収録)
★ 雑誌を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める 直販電子版 月額プランも受付中
http://book.impress.co.jp/teiki/dvpr/2016-09-22-0000.php

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