パワレポ連動企画
“高耐久”Radeon RX 580/570ビデオカードの実力を検証する
湾曲型144Hzディスプレイとのタッグで新しいゲーム体験を!
2018年6月29日 12:05
高速応答液晶とも組み合わせたい 高コスパのRadeon搭載ビデオカード
■MSI
Radeon RX 580 ARMOR MK2 8G OC
Radeon系のGPUはハイエンドのRX Vega系列とコスパ重視のRX 500シリーズの2系統。フルHD環境でもっともバランスがよいのがRX 580だ。
デュアル静音ファン搭載の大型高性能クーラーを備えた本機はRX 580搭載ビデオカードの中で今一番の狙い目だ
Specification
●コアクロック:1,366MHz ※Gaming Mode時 ●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 8GB(256bit)●メモリクロック:8,000MHz●インターフェース:DisplayPort×2、HDMI×2、DVI-D×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16●厚さ:2スロット厚●カード長:27cm
PCのゲーム環境の整備には、良質なビデオカード選びが不可欠だ。最近は仮想通貨のマイニングでAMD Radeonが引っ張りだこだが、ゲーミングの快適さも強みの一つ。価格と性能のバランス的に「Radeon RX 580」あたりが狙い目で、多くのゲームがフルHD&高画質設定で平均60fps以上で遊べる。
しかし、ゲーム中のビデオカードは高い負荷にさらされ続けるため、半端な設計のカードでは安心してゲームを楽しめない。MSI製のRadeon搭載カードなら、耐久性と動作の安定性については折り紙付き。優れた静音性に定評のある「トルクスファン2.0」搭載の冷却能力の高い大型クーラー、「Military Class 4」と呼ばれる高耐久パーツの採用など、長時間ゲームを続けていてもRX 580の力を常に100%出し続けられる設計なのだ。
また、MSIのRadeon搭載製品を利用するなら、併せて同社製ゲーミング液晶もオススメしたい。
湾曲型ディスプレイ「Optix」シリーズは、全モデルが144Hzの高リフレッシュレートと1msの高レスポンスタイムを実現。さらに、Radeon FreeSyncに対応しているため画面崩れやカク付きもない。湾曲パネルの効果と合わせ、スムーズな描画と臨場感あふれるゲーム体験が堪能できるだろう。
【極上のゲーム体験にはRadeonとFreeSync対応液晶がオススメ!】
ビデオカードが高性能でも、接続された液晶上で画像が乱れたり(テアリング)、表示がモタついたり(スタッタリング)すると、ゲームの快適度は一気に下がる。これはGPUが映像を送出するタイミングと、液晶が映像を表示するタイミングが食い違うことから発生する。
そこで登場するのがRadeon環境で利用できる「Radeon FreeSync」という技術だ。RadeonとFreeSync対応液晶を組み合わせると、GPUの映像送出と液晶の表示とが同期し、テアリングやスタッタリングが抑制される。とくにゲームで素早く振り向くときのようにフレームレートが大きく変動するシーンでは画面が格段に見やすくなる。
ゲームの勝ちをもぎ取りたいならRadeonとFreeSync液晶を試してみよう。
人気タイトルはどのくらい快適? MSI Radeon搭載ビデオカード主要製品実力テスト
先ほど紹介したRX 580搭載モデルを筆頭に、ミドルレンジのRX 570、超ハイエンドのRX Vega 56、旧世代のR9 380をそれぞれ搭載した製品の実力を比較してみよう。
今回4種類のベンチマークテストを実施したが、いずれも性能の傾向はほぼ共通している。テストした中ではVega 56がずば抜けて高いフレームレートを出しているが、Vega56はHBM2メモリを搭載した最新鋭機ということもあり、RX 580などに比べると高価。コスパも考慮するなら、やはりポイントは2番手のRX 580だ。
今回はフルHD&一番重い画質設定でテストを行なったが、3年前のR9 380では、ファークライ5とオーバーウォッチでは平均60fpsを大きく下回る(=カクつきの原因になる)。しかしRX 580/570はいずれも高いフレームレートを出せた。RX 580と570の性能は近い印象だが、最新ゲームのファークライ5だとRX 570は最低fpsが60を下回っている点に注目したい。
また、Forza 7やオーバーウォッチでは60fpsを大きく上回る。こういうゲームを楽しむなら高リフレッシュレートのゲーミング液晶と組み合わせたい。FreeSync対応液晶ならば極上のゲーミング環境になるだろう。
【検証環境】
CPU:AMD Ryzen 7 2700X(3.7GHz)
マザーボード:MSI X470 GAMING PLUS(AMD X470)
メモリ:G.Skill F4-3200C14D-16GFX(PC4-27200 DDR SDRAM 8GB×2 ※PC4-23400として使用)
SSD:M.2 NVMe SSD(PCI Express 3.0 x4、512GB)
電源:SilverStone SST-SF85F-PT(850W、80PLUS Platinum)
OS:Windows 10 Pro 64bit版
MSI Radeonシリーズ搭載ビデオカード一覧
■MSI
Radeon RX Vega 64 Air Boost 8G OC
Radeonで究極のPCを組みたい人向けの最上位OCモデル
Specification
●ストリームプロセッサ数:4,096基●GPUクロック:1,272MHz●ブーストクロック:1,575MHz●メモリ容量:HBM2 8GB●メモリクロック:945MHz●補助電源:8ピン×2●カードサイズ ※以下サイズ表記は「奥行き×高さ×厚さ」の順(カード厚):270×110×40mm(2スロット厚)
■MSI
Radeon RX Vega 56 Air Boost 8G OC
高品質部材で耐久性を高めたVega採用のOCモデル
Specification
●ストリームプロセッサ数:3,584基●GPUクロック:1,181MHz●ブーストクロック:1,520MHz●メモリ容量:HBM2 8GB●メモリクロック:800MHz●補助電源:8ピン×2●カードサイズ(カード厚):270×110×40mm(2スロット厚)
■MSI
Radeon RX 580 ARMOR MK2 8G OC
フルHDゲーマーにイチオシの高コストパフォーマンスモデル
Specification
●ストリームプロセッサ数:2,304基●ブーストクロック:1,380MHz(OC)/ 1,366MHz(Gaming)/ 1,340MHz(Silent)※ブーストクロックのデフォルト設定は「Gaming Mode」。専用ユーティリティ「GAMING APP」でモードの変更が可能●メモリ容量:GDDR5 8GB●メモリクロック:8,000MHz●補助電源:8ピン●カードサイズ(カード厚):270×130×40mm(2スロット厚)
■MSI
Radeon RX 570 ARMOR 8G OC
コスパ重視なら注目したいミドルレンジ
Specification
●ストリームプロセッサ数:2,048基●ブーストクロック:1,268MHz●メモリ容量:GDDR5 8GB●メモリクロック:7,000MHz●補助電源:8ピン●カードサイズ(カード厚):246×130×39mm(2スロット厚)
■MSI
Radeon RX 560 AERO ITX 4G OC
軽めのゲームもこなせる! 小型PCと相性抜群な補助電源不要モデル
Specification
●ストリームプロセッサ数:1,024基●ブーストクロック:1,196MHz●メモリ容量:GDDR5 4GB●メモリクロック:7,000MHz●補助電源:不要●カードサイズ(カード厚):155×113×39mm(2スロット厚)
■MSI
Radeon RX 550 AERO ITX 2G OC
動画再生や多画面環境構築向けの小型エントリーモデル
Specification
●ストリームプロセッサ数:512基●ブーストクロック:1,203MHz●メモリ容量:GDDR5 2GB●メモリクロック:6,000MHz●補助電源:不要●カードサイズ(カード厚):155×112×38mm(2スロット厚)
MSI FreeSync対応ゲーミング液晶ディスプレイ
■MSI
Optix MAG27CQ
高い没入感と高解像度が魅力の27型湾曲型ディスプレイ
Specification
●パネル:27型VAパネル(湾曲率1,800R)●最大解像度:2,560×1,440ドット●リフレッシュレート:144Hz●応答速度:1ms(MPRT)●輝度:250cd/m2●視野角:178°(垂直・水平とも)●インターフェイス:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI×1●サイズ(W×D×H):612.24×205.44×434.11mm
■MSI
Optix MAG24C/MAG27C
幅広い環境で楽しめるフルHDの湾曲型ゲーミング液晶
Specification
●パネル:24型(MAG24C)/27型(MAG27C)VAパネル(湾曲率1,800R)●最大解像度:1,920×1,080ドット●リフレッシュレート:144Hz●応答速度:1ms(MPRT)●輝度:250cd/m2●視野角:178°(垂直・水平とも)●インターフェイス:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI×1●サイズ(W×D×H):536.66×205.44×389.31mm(MAG24C)/ 612.24×205.44×434.11mm(MAG27C)
[Text by 加藤勝明]
「MSI&FreeSyncで快適GAMING」キャンペーン開催!
6月29日(金)から8月5日(日)までの期間中、対象のMSI製ビデオカードとMSIゲーミング液晶「Optix MAG27C」または「Optix MAG27CQ」を同時購入すると、最大で1万円引き(税込)となるキャンペーンが実施されます。対象製品と割引額は下記のとおりです。
合計10,000円割引きのビデオカード
Radeon RX Vega 64 Air Boost 8G OC
Radeon RX Vega 56 Air Boost 8G OC
合計8,000円割引きのビデオカード
Radeon RX 580 GAMING 8G
Radeon RX 580 ARMOR MK2 8G OC
Radeon RX 570 ARMOR 8G OC
Radeon RX 570 ARMOR 4G OC
対象店舗
PCワンズ、Joshin WEB、PC4U
(7/2 15:55更新)MSIより「キャンペーン対象店の告知に誤りがあった」との連絡があったため、対象店舗を修正しました。
[制作協力:MSI]