髙橋敏也責任無編集 本ナマ!改造バカ
マイナス16℃の北海道美深町、CPUを“大自然露天OC”したら想定外の展開に!
~ 本ナマ!改造バカ特別編 ~
2020年4月15日 06:05
自作PC史に残る寒さ! OC成功が早いか、改造バカが凍り付くのが早いか!?
みなさん、マイナス16℃の環境を体験されたことはありますか? 雪国にお住まいの方は経験済みかもしれません。では、その環境でCPUをオーバークロックしたことはありますか?オーバークロックしてみたいと思ったことはありませんか!?
そんな願いを叶えるべく(誰も願っていないかもしれませんが)、改造バカが立ち上がりました。
2月下旬の旭川、氷点下近い屋外でCore i9-9900KのOCに挑戦した改造バカは、東京での25℃の室内よりもOCが伸びることを確認。だったらもっと寒い場所に行ってさらにクロックを伸ばそうと思い立ちます。翌日向かったのは旭川から自動車で北へ約2時間の場所に位置する美深町。そこは美しい自然に囲まれた土地。そして冬は厳しい寒さと大量の雪に見舞われる“試される大地”……。
改造バカ一行は、“一日の中で一番寒くなりそう”というもっともな理由から、わざわざ未明の屋外でOCチャレンジを敢行。そのときの気温はマイナス17℃を記録しました。枝の一本一本まで白く染まった森と輝く星空のコントラストに思わず息をのむ情景でしたよ……そんなの最初の数分だけ! 寒い、とにかく寒いんですよ!! 完全防寒のつもりで臨んだのですが、機材を触るために手袋を外すとあっという間に指の感覚がなくなってしまいます。クルーの全員が軽く20年を超える自作歴を持つ改造バカ一行でも、自作PCの細かいケーブルの接続とか、ネジ止めといった基本的な作業がうまくいかないワケです。気が付くと体も芯まで冷えてくるので「屋外作業→凍える→室内で暖を取る」を繰り返してなんとかしのぎました。
あれこれやっているうちにマイナス16℃になったところで、OC開始。さて結果はどうなるのか!? うまくいきすぎた旭川編とは打って変わって熾烈な展開となった北海道露天OC紀行美深編をお楽しみください。
なお、露天OCの全貌はDOS/V POWER REPORT 2020年春号「改造バカ一台」に掲載しています。