夏のイチオシ!PCパーツ特集

「ASUS」が推すド定番Z590マザーは完成度高し!迫力の3.5インチ液晶搭載簡易水冷も

おなじみ“ROG”ファミリーからハイエンドケースファンにも注目

 ASUSTeK Computerと言えば自作PCユーザーにはすっかりおなじみのメーカーだ。とくにハイエンドのマザーボードやビデオカードの分野では「ROG」の名を冠するシリーズがASUSTeKのフラグシップブランドとして強い存在感を放ち、多くのユーザーの間に定着している。今回はそんなROGシリーズのラインナップとして発表された最新製品の中から、ネットワーク機能を強化したゲーミングマザーボード、冷却ファンのハイエンドモデル、フラグシップ水冷クーラーの3製品を紹介する。

ゲーマー向けにネットワーク機能を強化した「ROG STRIX Z590-F GAMING WIFI」

 マザーボードのROG STRIXシリーズはスタンダードゲーミングにモデルと位置付けられる製品群だ。今回そこに新しく追加された「ROG STRIX Z590-F GAMING WIFI」は、14+2フェーズの電源回路にDIGI+ VRMを搭載。OC機能が充実したメモリまわりや、4基のM.2スロットに加えThunderbolt拡張カード用ピンヘッダなども備える拡張性など、マザーボードの基本機能が充実しているのはもちろんのこと、周辺機能にも力が入れられている。

Intel Z590搭載マザーボード「ROG STRIX Z590-F GAMING WIFI」

中でもネットワークコントローラにIntel Intel I225-VとWi-Fi 6E AX210を採用し、有線/無線ともに高速な通信を実現しているのは大きなポイントだ。拡張スロットはPCI Express 4.0×2、PCI Express 3.0×1という構成。実売価格は35,000円前後。

標準で無線LANアンテナが付属。背面インターフェースも充実している

ROGブランドに冷却ファンが登場「ROG STRIX XF120」

 「ROG STRIX XF120」は、ROGのブランドを冠するハイエンド仕様のケースファン。250~1,800rpmというワイドPWM仕様で動作し、消費電流はわずか0.09Aという省電力を実現している。ASUSTeKマザーおなじみのファン制御ユーティリティ「Fan Xpert」シリーズとの組み合わせで、エアフロ―の強化や静音化に力を発揮するだろう。

ハイエンド冷却ファン「ROG STRIX XF120」。付属の制振マウントを使うことによってさらに振動と騒音を低減できる

 また、磁気浮上ベアリングの採用により、公称40万時間という長寿命(保証期間は5年)をうたっているのも大きな特長だ。ファンブレードの形状や制振パッド/マウントの採用により振動や騒音の低減を図っていると言う。実売価格は5,000円前後。

3.5型液晶搭載の高性能水冷クーラー「ROG RYUJIN II 360/240」

 また、ASUSTeKが送り出す水冷CPUクーラーのフラグシップモデル「ROG RYUJIN II」シリーズが間もなく登場する。ラインナップは、12cm角ファンを3基搭載するROG RYUJIN II 360と2基搭載するROG RYUJIN II 240の2製品。一番の特徴は水冷ヘッド部に搭載されている3.5型液晶ディスプレイで、CPU温度などの情報をリアルタイムで表示することができる。ラジエータサイズ/ファン数以外の仕様はほぼ共通。

液晶ディスプレイを搭載したハイエンド水冷クーラー「ROG RYUJIN II 360」

 また、水冷ヘッド部分にも空冷ファンも搭載されており、これによりVRMなどのCPU周辺部まで冷却が可能となっている。ポンプの回転数は840~2,800rpm、ファンの回転数は450~2,000rpmで、保証期間は6年となっている。

キャプション:12cm角×2のROG RYUJIN II 240ならより幅広いケースに対応できる。液晶ディスプレイの解像度は320×240ドット

[制作協力:ASUS JAPAN]