夏のイチオシ!PCパーツ特集
マザーボードはラグジュアリーの領域へ。「MSI」の“GOLD EDITION”でどんなマシンを作る?
初心者でも簡単に今風ゲーミングPCが自作できる組み立てキットも
2021年6月23日 00:05
ハイエンドマザーボードで確固たる地位を築いているMSI。同社のラインナップにはハイエンド向けの「MEG」、同ミドルレンジ向けの「MPG」、同エントリー向けの「MAG」シリーズが存在するが、今年のCOMPUTEX TAIPEI VIRTUALで全ラインナップに新製品が登場している。今回はその中から特に注目度の高い「MEG Z590 ACE GOLD EDITION」、「MPG GAMING MAVERIK」、「MAG X570S TOMAHAWK WIFI」の3製品を紹介する。
各部にゴールドをあしらった絢爛豪華なフラグシップモデル「MEG Z590 ACE GOLD EDTION」
「MEG Z590 ACE GOLD EDITION」は、その名の通り、マザーボード各部にゴールドをあしらったフラグシップモデルだ。アルミ製のヒートシンクカバーには龍がかたどられ、彫り込まれた文様やヘアラインと合わせてこれまでの高級マザーボードとはひと味違った高級感を醸し出している。
基本仕様としては発売済みの「MEG Z590 ACE」と同様で、チップセットにIntel Z590、16フェーズ電源回路と8層基板を採用する。正面のアルミニウムカバー、背面のアルミバックプレートなどマザーボード各部の冷却に注力されており、M.2スロットの冷却にも配慮されている。ネットワークはWiFi 6Eと2.5Gに対応し、有線・無線を問わず高速な通信を可能としている。
自作初心者でも気軽に挑戦できるゲーミングPC自作キット「MPG GAMING MAVERIK」
「MPG GAMING MAVERIK」はCPUからマザーボード、ケースに至るまでPC自作に必要なパーツの大半が揃った組み立てキットだ。水冷CPUクーラーまで付属しており、ビデオカードやストレージを買ってくればそのままPCを1台組み上げることができる。相性問題が起きない組み立てキットという時点で初心者にはうれしい製品だが、各パーツのデザインコンセプトが統一されているというのも外見にこだわるユーザーにとっては見逃せないポイントだろう。
キットの内容はCPUが「Intel Core i7-11700K」、マザーボードが「MSI MPG Z590 GAMING EDGE WIFI SP」、メモリが「G.Skill F4-3600C18S-16GTZRM」、水冷CPUクーラーが「MSI MPG CORELIQUID K360 SP」、PCケースが「MSI MPG VELOX 100P AIRFLOW SP」。これらのパーツはこのキットのために特別にチューン/リファインされたカスタムモデルとなっている。なお日本では、さらにほかのパーツも組み込んだキットとして発売する計画を検討中とのことだ。
精悍なミリタリーデザインが特徴の「MAG X570S TOMAHAWK WIFI」
シンプルさを主軸に置いたMSI MAGシリーズからは、「MAG X570S TOMAHAWK WIFI」が登場する。X570マザーは、初期の製品が登場してからまもなく2年。ここに来て、X570を搭載して最新のRyzenシリーズに対応するところはそのままに、Wi-Fi 6Eの高速無線LANへの対応、細部のリファインなどを行なって最新トレンドを取り込んだ新製品が相次いで登場している。本機もそういった最新マザーの一つだ。また、同社の最新オーディオ機能「Audio Boost 5」に対応し、臨場感のあるサウンド環境をうたっている。
そのほか、6層基板やDrMOS仕様の電源回路を採用するなど、MAGシリーズらしい品質重視の質実剛健な製品仕様となっている。また、従来のX570搭載マザーボードはチップセットに冷却ファンがあるモデルも多かったが、本製品ではファンレス仕様を実現している。
[制作協力:MSI]