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「電気つけて~」で照明ON、な学習リモコンが1万円引き、音声やJavaScriptでも制御OK

店頭デモもあり、1月末まで26,800円

デモの様子。上の丸いライトはデモ用の照明

 音声で複数の家電をコントロール、さらにマクロ定義やJavaScriptによる制御もできる、というなかなかマニア好みな学習リモコンが1月末まで1万円引きのキャンペーン価格で販売中だ。

 rti技研製の「フューチャーホームコントローラー」という製品で、キャンペーン価格は税別26,800円(通常価格は同36,800円)。特価販売を確認したのは愛三電機(1F)で、同店では店頭デモも実施中。実際に音声入力をテストすることもできる。

音声制御ができる学習リモコン

本体
呼びかけて下さい
側面
価格
同梱品
デモの全景

 この製品は、単体で動作する据え置き型の学習型リモコン。赤外線送信部/受信部のほか、音声入出力と有線LANを備えており、付属マイクを介した音声入力で赤外線リモコン信号を送信できるのが最大の特徴。

 命令する音声は「コンピュータ、電気つけて」「コンピュータ、暖房つけて」といった「呼びかけ+命令」形式で自由に設定でき、認識した命令ごとに違ったリモコン信号を送信できる。設定は、本体内蔵Webサーバにアクセスして行う方式で、「電気つけて」であれば設定欄に「でんきつけて」とテキストで入力することになる。こうした命令設定は非常に多数、登録することができるとのこと。

 呼びかけ部分(「コンピュータ」の部分)も変更できるそうで、「命令を呪文のようにしたり、呼びかけを人の名前にしてしまう」(rti技研)といった遊びもできるとのこと(ただし、呼びかけを「コンピュータ」以外にした場合は認識率に影響が出る場合もあるとか)。

 非常に多機能なのも特徴で、音声認識後、単一のリモコン信号を送る以外にも、複数のリモコン信号を順番に送信したり(ウェイト調整も可能)、本体に保存したJavaScriptスクリプトを起動するといったことも可能。こうしたことを駆使すれば「Wake On Lanのマジックパケットを送ることもできる」(rti技研)とか。

 このほか、スマートフォンなどからネットワーク経由で操作できるよう、様々な外部インターフェイスも備える。具体的には、AppleによるiOS向け家電制御システムHomeKitにも「エミュレーション」(rti技研)として対応、Siri経由で制御もできるほか、Webインターフェイス画面からの操作やWeb API(JSON)を経由したプログラム用インターフェイスまで備えている。本体には温度/光センサーも搭載、これらを利用した制御もできるそう。

 付属品はACアダプタとマイク、赤外線延長ケーブルなど。リモコン信号の学習は、本体を学習設定にした後、本体にリモコン信号を送信して行う。

 なお、この製品の発売は2012年だが、その後のファームウェア更新で徐々に機能強化されており、例えば前述のHomeKitへの対応も今年行われている。機能強化については、今後も行っていく予定で、具体的な計画もあるとのこと。

[撮影協力:愛三電機]