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モジュラー機構でスティックやボタン配置がカスタムできるポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」が販売スタート

「AYANEO 3 OLED AI 9 HX 370 64GB/4TB レトロパワー」

 モジュール機構を備えた7インチポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」の販売が開始された。CPUはRyzen AI 9 HX 370またはRyzen 7 8840U。メモリとストレージの組み合わせは16GB/512GB、32GB/1TB、64GB/2TB、64GB/4TBの4つ。カラーはスターリーブラック、スカイホワイト、レトロパワー。

 本体価格は168,000~318,000円、専用コントローラーモジュールは19,800円、専用ハードケースが4,300円。

モジュール式コントローラー機構を採用したポータブルゲーミングPC

 AYANEO 3は、ハンドヘルドコンソール初のモジュラーデザイン、カスタマイズ可能なABXYボタン、2つのプレミアムスクリーンオプション、爽快なオーディオ体験などを謳うポータブルゲーミングPC。

 「Magic Module」と称するモジュラーコントローラーパーツは、簡単に分解、インストールができるとし、自由な組み合わせが可能。1つのデバイスでジャンルを選ばずシームレスなプレイを実現するとしている。

 標準ではホールセンサースティック+導電性シリコンボタンのモジュールを搭載。別売オプションとして、タッチパッド+導電性シリコンボタン、ホールセンサースティック+マイクロスイッチボタン、格闘ゲーム向けという6ボタンモジュールなどが用意されている。

 取り外しができるABXYボタンについては、位置の入れ替えが可能としており、ハードウェアレベルで日本レイアウトまたは米国レイアウトを選ぶことができるという。また、Xbox/PSレイアウトの2つを組み合わせたり、上下を逆にしてインストールしたりできるといい、56種類の組み合わせが可能などとしている。

 スクリーンについては、フロント全面がカバーガラスで覆われたデザインも特徴。2つのオプションが用意され、最大輝度800nitの144Hz駆動OLEDパネル、同500nitの120Hz液晶パネルから選択できる。解像度はいずれもフルHD。

 サウンドについては、パワフル、クリアで、ディティールが高いなどとしている。フロントのデュアルスマートアンプスピーカーは、没入感のあるステレオサウンドを実現するといい、大型キャビティが広い音場、調和のとれたトーンを届けるとしている。

 そのほかの主な仕様は、メモリがLPDDR5X-7500、SSDがM.2 2280 PCIe 4.0、インターフェイスがUSB4×2、OCuLink、microSDスロット、3.5mmヘッドフォンジャックなど。

 バッテリー容量は49Wh、充電電力が65W PD(バイパス充電サポート)で、サイズが289.8×115×22.4mm(グリップエリア34.8mm)、重量が690g(標準モジュールインストール時)、管理ソフトがAYASpace 3.0、OSがWindows 11 Home。