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Synologyが無線LANルーター市場に参入、高性能モデル「RT2600ac」の予約がスタート

100台以上のデバイスの同時アクセスに対応

(7/12 18:36更新)発売が延期に。
初出日時 7/10 7:05

 NASキットでお馴染みのSynologyから無線LANルーターが登場、1,733Mbps対応の「RT2600ac」が近日発売される見込みだ。

 ツクモパソコン本店では予約受け付けが始まっている。店頭価格は税抜き29,800円(税込32,184円)。なお、発売日に関して、当初は「14日(金)」と告知されていたが、「日本語版パッケージの記載にミスがあったため、21日(金)の発売になった」(ツクモパソコン本店)とのこと。

NASキット「DiskStation」などで知られるSynology初の国内向け無線LANルーター

 RT2600acは、IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LANルーター。NAS自作キットの「DiskStation」などで知られる同社が、国内で無線LANルーターを発売するのは初めてだ。

 本体には4本のアンテナが装備されており、2.4GHz帯を使用する場合は800Mbpsまで、5GHz帯の場合は1,733Mbpsまでのデータ転送速度に対応。11acについては、チャンネル幅の160MHzや80+80MHzへの拡大などを含む、wave 2規格に対応する。

 高性能を謳う1.7GHzのデュアルコアCPUを搭載し、最高のネットワークパフォーマンスを提供するという。

 なお、Synology SSL VPNなどに無料で同時アクセスできるアカウントは1つで、アカウントを増やす場合はライセンスの購入が必要とのこと。

RT2600ac
背面の様子
前部にSDカードスロットを搭載
側面にWPSボタンなど
USBポートを装備
本体裏面

 無線LANでの通信は、4x4 MIMOやビームフォーミングに対応。最多で100台の端末が接続可能といい、同社曰く「実証試験では少なくとも120台の端末を同時に接続できた」「120台でも実用に耐える速度が出ることを確認している」という。

 有線LANについては、WANポートを2基備えており(1基はLANポートと排他)、デュアルWANによる最高2Gbpsでの通信に対応するほか、ISPでの障害発生などで一方のWANがオフラインになった場合に、もう一方で通信を継続するフェイルオーバーにも対応する。

 また、VPNを簡単に構築できるという「VPN Plus」機能が搭載。OpenVPNを超えるスループットを実現するという「Synology SSL VPN」や、クライアントソフト無しで、Webブラウザのみでのアプリケーションへのアクセスを実現する「WebVPN」などが装備されている。

付属のACアダプタ
製品仕様
店頭POP

 本体サイズは高さ77×幅280×奥行き169mm(アンテナを除く)。重量は0.7kg。インターフェイスはGigabit Ethernet×5(WAN×1+LAN×4またはWAN×2+LAN×3で動作)、USB 3.0×1、USB 2.0×1、SDカードスロット×1。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]

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