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AMDの「Radeon RX Vega 56」が各社から発売、実売63,000円から
Vega 64の下位モデル、消費電力は210W
2017年8月29日 19:40
(8/29 19:40更新)販売スタート。
初出日時 8/29 0:00
新アーキテクチャを採用したAMDのハイエンド向けGPU「Radeon RX Vega 56」を搭載したビデオカードが各社から登場、8月29日(火)から一部ショップで店頭販売が始まっている。
今回登場したのはGIGABYTE、HIS、Powercolor、SAPPHIRE、玄人志向、MSI(9月2日に発売)の各モデル。すべてリファレンスモデルで、どのメーカーもビデオカードの仕様に違いは無い。
店頭価格は29日(火)時点では税込70,416~72,144円だったが、直後に価格改定が実施され、税込63,158~66,420円に値下がりしている。販売ショップはツクモeX.パソコン館、ツクモパソコン本店、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店。
Vegaアーキテクチャを採用したPCゲーム向けビデオカード
Radeon RX Vega 56は、Vegaアーキテクチャを採用したデスクトップPC・PCゲーミング向けのGPU。今月発売された「Radeon RX Vega 64」の下位モデルに当たり、CU(Compute Unit)数や動作クロックが減少し、消費電力も低下している。Vulkan APIや、HDR対応リフレッシュレート同期技術のFreeSync 2への対応など、機能面ではRadeon RX Vega 64と変わらない。
Radeon RX Vega 56搭載カードには簡易水冷や空冷の限定モデルは用意されておらず、空冷1モデルのみとなる。なお、リファンレンスモデルはRadeon RX Vega 64の空冷タイプとほぼ同じデザインで、外観で判別するのは非常に困難。
主な仕様はCU数が56、SP(Stream Processors)数が3,584、テクスチャユニット数が224。動作クロックがベース1,156MHz/ブースト時1,471MHz。搭載メモリはHBM2 8GB(2,048bit)で、メモリクロックが800MHz(データレート1.6Gbps)。
映像出力はDisplayPort 1.4×3とHDMI 2.0×1。消費電力は210Wで、推奨電源容量は650W、補助電源コネクタは8ピン×2。
[撮影協力:ツクモパソコン本店とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店]