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拡張カード型の専用マザーを使ったマイニングPC自作キットが登場

ケース内はほぼビデオカード用のスペース、6ピン端子しかない特殊電源が付属

 ビデオカードを9枚まで搭載できるストームのマイニングPC自作キット「ストーム マイナー BE プラス キット」の受注販売がオリオスペックで始まった。価格は税込248,800円。納期は2~3営業日後。

 同店では、22日(金)までサンプルを展示している。

Celeron 3215Uや4GBメモリ、60GB SSDなどを搭載したマイニング向けPC自作キット

 これは、高さ161×奥行き322×幅530mmの筐体に、Celeron 3215U(2コア/2スレッド、1.7GHz)や4GBのDDR3-1600メモリ、60GBのmSATA SSDなどが組み込まれたPC自作キット。

 仮想通貨のマイニング用PCを自作するのに適した製品。専用設計というマザーボード・CPUボードの採用や、6ピンコネクタのみを備えた容量1,200Wの特殊電源の外付けにより、PCケースの内部はほぼ全てがビデオカードの収納スペースになっている。

内部の様子
マザーボード裏面
マザーボード表面

 ビデオカードは9枚まで搭載可能(最長250mm、2スロットタイプ)。PCIeスロットは9基。なお、カードの固定はできないとのこと。また、ビデオカードへの電源供給は、付属の補助電源ケーブルを使って内部に用意されたライザーカードと接続する方式となっている。

 10基の高速回転90mmファンによる冷却システムも特徴。強力な吸気・排熱で、温度上昇を可能な限り抑えるという。

 インターフェイスはHDMI、Gigabit Ethernet、USB 2.0(2基)が装備。対応OSについては、Windows 10での動作確認を行なったとしている。

 付属品は補助電源ケーブル8ピン×9本、6ピン×9本。

容量1,200Wの特殊電源
電源ケーブルは6ピン端子のみ
ケース側面のコネクタに専用電源を接続する
内側から見た電源コネクタ
前後に冷却ファンを多数装備

[撮影協力:オリオスペック]