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Radeon GPU統合のCore i7を搭載、最強のIntel NUC「HADES CANYON」が遂にデビュー
Core i7-8809G搭載の最上位は実売124,800円
2018年5月24日 11:00
Radeon GPUが統合された「Kaby Lake G」を搭載したIntel NUC「HADES CANYON」が登場、Core i7-8809G搭載の「NUC8i7HVK」と、Core i7-8705G搭載の「NUC8i7HNK」の2モデルが発売された。
店頭価格(以下、税込表記)は順に124,800円前後、101,480円前後。販売ショップはツクモパソコン本店、ツクモeX.パソコン館、ドスパラ秋葉原本店、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店、パソコンショップ アーク、オリオスペック。
CPUの異なる2モデルが発売、上位は4コア/8スレッドでアンロック版の「Core i7-8809G」を搭載
これらは、開発コード名「Kaby Lake G」の第8世代Coreプロセッサを搭載した小型PC自作キット。
Kaby Lake Gはモバイル向けのハイエンドCPUで、ディスクリート・グラフィックスとしてAMDの「Radeon RX Vega M」が統合。薄型・軽量の2in1 PCや、小型PCなどに搭載可能な低消費電力のCPUながら、4K動画の編集や高解像度ゲームのプレイ、VR体験などが可能としている。
Kaby Lake GにはCore i7とCore i5の2つのグレードがあり、Core i7が4モデル、Core i5が1モデルの計5モデル。いずれも4コア/8スレッドで、DDR4-2400メモリ(2チャンネル、最大64GB)に対応する。
最上位でいわゆるアンロック版のCore i7-8809Gと、その下位のCore i7-8709Gには、CU(コンピューティング・ユニット)数が24の上位GPU「Radeon RX Vega M GH」が統合。他の3モデル(Core i7-8706G/8705G、Core i5-8305G)には、CU数が20の下位GPU「Radeon RX Vega M GL」が搭載されている。
なお、プロセッサー・グラフィックスとして、全モデルにIntel HD Graphics 630も搭載されている。
今回登場した2モデルでは、Kaby Lake Gの採用により高いパフォーマンスが実現。本体サイズが221×142×39mmの小型PCながらVRコンテンツにも対応するほか、アンロック版のCore i7-8809Gを搭載するNUC8i7HVKでは、パフォーマンスのチューニングも可能としている。
搭載可能なPCパーツはメモリとストレージ。メモリスロットはDDR4 SO-DIMM×2(最大32GB)。ストレージ用インターフェイスはM.2 SSD×2(SATA/PCIe接続)。2基のM.2 SSDによるRAID 0/1構成にも対応する。
両モデルともCPUやディスクリートGPU以外の仕様は共通で、主な搭載機能・インターフェイスはMini DisplayPort 1.2、HDMI 2.0a、Thunderbolt 3、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac無線LAN、Bluetooth 4.2、USB 3.1 Type-C、USB 3.0、SDカードスロット。
[撮影協力:ツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館とドスパラ秋葉原本店]