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ラズパイを“SCSIデバイス化”する基板に内蔵モデルが登場

3.5インチHDDケースとの親和性を重視

 Raspberry PiをレトロPC向けに“SCSIデバイス化”する変換アダプタに新モデルが登場、レトロPC内に搭載しやすくなった「RaSCSI Adapter Lite」が家電のケンちゃんで販売中。

 同人サークル「あいぼむプロダクツ」の作品で、店頭価格は税抜き5,537円(税込5,980円)。

Raspberry Piを“SCSIデバイス化”してレトロPCに搭載可能

 これは、Raspberry PiのGPIOをSCSI接続で使用できるようにするインターフェイス変換機。GIMONS氏が開発したSCSIデバイスエミュレーター「RaSCSI」に対応しており、公開されているRaSCSIソフトウェアと組み合わせることで、Raspberry Piを“SCSIデバイス化”し、レトロPCの仮想ディスクドライブ(HDDやMOなど)として認識させることができるという。

 RaSCSIに対応する変換アダプタはこれまでにも複数のモデルが発売されているが、今回の製品では「3.5インチHDDケースとの親和性」を重視した点が特徴。具体的にはコネクタやネジ穴の位置が3.5インチHDDとほぼ同じ位置になるように設計されており、レトロPCに内蔵したり、外付けHDDケースに搭載できるようになっているという。

 このほか、PCと電源が連動している場合にRaSCSIがPCより先に起動するのを緩和する機能「らずぱい起動待ち」を搭載する。

 なお、今回のアダプタはSCSIドライブから直接イメージを作成できる「イニシエータモード」には非対応となる。

[撮影協力:家電のケンちゃん]