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16コア/32スレッドの「Ryzen Threadripper 2950X」がデビュー、TDPは180W
2018年9月1日 11:00
第2世代Ryzen Threadripperの下位モデルで、16コア/32スレッドの「Ryzen Threadripper 2950X」が発売された。TDPが180Wと上位より低く、冷却面では有利だ。
店頭価格は税抜き107,800円(税込116,424円)。販売ショップはツクモパソコン本店、ツクモeX.パソコン館、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店、ドスパラ秋葉原本店、パソコンショップ アーク(売り切れ)、ソフマップ 秋葉原 リユース総合館、オリオスペック(売り切れ)。CPUクーラーは別売り。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店やパソコンショップ アークでは、購入者にAMDグッズをプレゼントしている。
ベース3.5GHz/ブースト4.4GHzのハイエンドデスクトップPC向けCPU
Ryzen Threadripper 2950XはSocket TR4に対応したハイエンドデスクトップPC向けのCPU。Ryzen Threadripperとしては第2世代の製品で、8月中旬に発売された32コア/64スレッドの2990WX(ベース3GHz/ブースト4.2GHz)より下のモデルだ。
第2世代Ryzen Threadripperには、32コアまたは24コアの上位「WXシリーズ」と、16コアまたは12コアの下位「Xシリーズ」の2つがあり、今回の2950Xは後者に属する。
TDPはWXシリーズが250W、Xシリーズが180Wと、いずれもデスクトップCPUとしては高い部類だが、両者には70Wもの差があり、冷却システムに要求されるスペックや消費電力の点ではXシリーズが有利だ。
また、2950Xのクロックはベース3.5GHz/ブースト4.4GHzと、2990WXより高く、PC Watchのベンチマークテストでは、いわばアプリ側が2990WXの32コア/64スレッドを活かし切れず、主にゲーム系アプリで2950Xが上回るという結果が出ている。ゲーム用途であれば、有用性は2950Xのほうが高いと言えそうだ。
なお、他のモデルについては、24コア/48スレッドの2970WXと、12コア/24スレッドの2920Xがあり、いずれも10月発売予定とされている。
[撮影協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店とツクモeX.パソコン館とツクモパソコン本店とパソコンショップ アーク]