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16コア/32スレッドの「Ryzen Threadripper 2950X」がデビュー、TDPは180W

Ryzen Threadripper 2950X

 第2世代Ryzen Threadripperの下位モデルで、16コア/32スレッドの「Ryzen Threadripper 2950X」が発売された。TDPが180Wと上位より低く、冷却面では有利だ。

 店頭価格は税抜き107,800円(税込116,424円)。販売ショップはツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ドスパラ秋葉原本店パソコンショップ アーク(売り切れ)、ソフマップ 秋葉原 リユース総合館オリオスペック(売り切れ)。CPUクーラーは別売り。

 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店パソコンショップ アークでは、購入者にAMDグッズをプレゼントしている。

ベース3.5GHz/ブースト4.4GHzのハイエンドデスクトップPC向けCPU

 Ryzen Threadripper 2950XはSocket TR4に対応したハイエンドデスクトップPC向けのCPU。Ryzen Threadripperとしては第2世代の製品で、8月中旬に発売された32コア/64スレッドの2990WX(ベース3GHz/ブースト4.2GHz)より下のモデルだ。

 第2世代Ryzen Threadripperには、32コアまたは24コアの上位「WXシリーズ」と、16コアまたは12コアの下位「Xシリーズ」の2つがあり、今回の2950Xは後者に属する。

9月1日(土)11:00より販売開始
製品パッケージ
価格は税抜き表記

 TDPはWXシリーズが250W、Xシリーズが180Wと、いずれもデスクトップCPUとしては高い部類だが、両者には70Wもの差があり、冷却システムに要求されるスペックや消費電力の点ではXシリーズが有利だ。

 また、2950Xのクロックはベース3.5GHz/ブースト4.4GHzと、2990WXより高く、PC Watchのベンチマークテストでは、いわばアプリ側が2990WXの32コア/64スレッドを活かし切れず、主にゲーム系アプリで2950Xが上回るという結果が出ている。ゲーム用途であれば、有用性は2950Xのほうが高いと言えそうだ。

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の購入特典(9/1午後の時点でTシャツ以外の配布は終了)

 なお、他のモデルについては、24コア/48スレッドの2970WXと、12コア/24スレッドの2920Xがあり、いずれも10月発売予定とされている。

[撮影協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店パソコンショップ アーク]